Doll 7-Person is a colander thing




ドス──

「があぁぁあああっ!」


ハルクの悲鳴が木霊する。


「容赦ねぇ、な」


肩を抑え、彼は立ち上がる。
血がポタポタと音を立てて落ちる。


「何か言ったらどうなんだ?  言葉、忘れちまったってか?」


Arice・Dollを挑発する。


「クケッケ……CRAZY!」


そう呟くと、口から黒い煙が出てくる。


「……マジかよ」


ハルクは煙から逃げようと足掻くも、Arice・Dollに捕まってしまう。


「クハハハヒャヒャァ!」


ハルクは冷たく微笑む。


「なんて、な」


手を掲げ、剣を出現させる。
そして──


「はあっ!!」


剣を勢いよく振り下ろす。



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