Doll 26-Missing
「おいで、アリス」
Arice・Dollは、アリスに手を差し出して言った。
「リクはどこ……?」
「アレは完全に消えた」
「どこに行けば……リクに会えるの……?」
「永遠に叶わぬ願いだな」
「貴方についていけば、リクに……」
「死んだんだよ、アレは」
「…………死……んだ……」
満足そうにArice・Dollが笑う。
「ネエ、マタ……壊シテイイノ──」
「フラップ……キサマは用済みだ」
Arice・Dollはフラップの頭を片手で握り潰した。
「リクと……同じ……?」
「そうだ。リクもフラップと同じように死んだ」
フラッシュバック──
アリスの脳内にリクとの思い出、最期が駆け巡る──
「いやぁぁぁああああ──」