Doll 25-Sibling




突然の出来事に声が出ない……
頭が……感情が追い付かない…………


「そろそろ抵抗はやめなよ……いつも邪魔ばっかりしてさ…………邪魔なのは……お前だ! …………まだ抵抗、すんの?……当たり前だ……僕は……ボクは……僕……ボク……」
「リク? なに言って──」
「ごめん……ア……リス……やっぱ……」


突然、リクに唇を奪われる。
そのキスは今まで一番、冷たかった──

離れるとリクはAlice Glassを手にして冷ややかな笑みを浮かべた。




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