Doll 23-Clock




「リコリス。これで良かったんだよな? これで……」


リコリスは微笑んだまま何も答えない。


「タスク……って呼んでさえもくれねェの? な、笑ってないでさ……答えろって」


タスクはリコリスの肩を掴み揺さぶる。


「……もう、戻れねェんだな……オレっち達──」


タスクの瞳から大粒の涙が零れ落ちた。



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