Doll 23-Clock




「馬鹿にするな……手に入れた力に屈するとでも思うか!」


セツナはブツブツと呟きながら地面に這いつくばる。
力が大きすぎて、圧が掛かっているのだ。


「──!  この気配……タスク?……と、ラセンか?」


セツナのこめかみを汗が伝い落ちる。


「早まるなよ、ラセン──…………ぬぉぉぉおおおおお──!!」


より、セツナの拳に力がこもる。



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