Doll 22-Shadow
「ん……」
朝陽に照らされ、目を擦るティーデ。
彼女は闇に……Arice・Dollに包まれていた。
「あれ……」
「どうかしたのか?」
「パパ、フラップ……いないの……」
「大丈夫だよ、ティーデ。彼には仕事を頼んだだけ」
「あの役立たずなんかに?」
「彼にしか出来ないことだってあるんだよ」
「……ふぅん……」
「不満?」
「うん…………わたしに言ってほしかった」
「危険な目に合わせたくなかった、と言ったら?」
「パパ……ふふふ……好き!」
ティーデは闇に抱き付く。
闇もまた……ティーデを受け入れる。
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