Doll 22-Shadow




一瞬のキスが……とても長い時間のように感じた。
夢なのか現実なのか、それすら分からなくなりそうで……
普通に息も出来ないくらい、動揺してる自分がいた。
暫くして、今までの出来事が走馬灯のように頭の中を駆け巡りはじめた──

──どれもそんな遠くない日の出来事なのに。
リク……リク──


……引き出しにしまいこんだリクの写真。
色褪せてないかな?

知らず知らずのうちに……見なくなっていた──

でも、今はもう……どうでもいいこと、だよね──?



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