Doll 21- continuous rain





久しぶりの家族団らんは、とても息苦しいものだった。
家の至るところに現実を突きつけられる。
リンネやラセンがいた事実。
リクは──……


「姉さん、どうかした?」
「…………本当にリク、なの?」
「もう何度目?」


そう言って、微笑むリクは私がよく知ってる彼。

大好きなリクが……目の前にいる……
今までの出来事が悪夢なら良かったのに。
──信じていいの?



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