Doll 18-Puzzle piece which disappeared




眠るリコリスにそっと口付けるタスク。
リコリスは顔色を取り戻していた。


「相変わらず暑苦しいヤツ」
「何の用だよ、ドラージュ」
「お前っちは、イチャイチャと忙しいってか? お前、いい感じに病んでるな。はははっ」
「黙らねェと殺す。お前がいなくなっても──」
「そう怖い事言うなって。ボク、知りたいんだ」
「……」
「悪かったって。機嫌、直せよ」


そう言って、ドラージュは何かをタスクに握らせる。


「……パパからのご褒美」
「いるか──」
「これをリコリスに与えるともっと元気になると言ったら?」
「……何が知りたい?」
「そうこなきゃ、なァ」


ドラージュは薄気味悪い笑みを浮かべた。



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