Doll 9ーThe day when she was broken




「力が目覚め始めてしまったのね……」


同時刻、リンネがアリスの家の前に居た。


「あたしの命は……」


と、チェーン付きの懐中時計を取り出して見つめる。


「許さない……アリス……ハルク……」


時計を握り締めて、少女は漆黒の空を見上げた。
リンネの持つ時計の秒針の音が響き渡る──





Doll 9ーThe day when she was broken....END....

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