このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

Doll 9ーThe day when she was broken




「はぁ……」


あれから出るのは溜め息ばかり。
授業中も先生の言葉が全く頭に入らなかった。
気にしても仕方の無い事ばかりを考えていたから……


「アリス、行くぞ」
「へ?」


終業と共にハルクに腕を掴まれる。


「行くってどこに?」
「セツナとラセンが情報を持ってきた」
「私、行きたくない」


と、手を振り払う。


「なんなんだよ、イキナリ」
「あの二人、私の事嫌いみたいだし、それに……」


今は何となくラセンに会いたくない。


「タスクさんに関わる大切な事でも、か?」
「え?」
「頼む。お前にしか出来ないんだ。一緒に来て、先ずは話を聞いてくれ」
「……うん、分かった」


あのハルクが頭を下げるなんて。
断れるわけ……ないじゃない。




.
6/17ページ
スキ