天城燐音
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久しぶりにお互い丸1日休日が被った。
この休日を無駄にしたくなく、どちらからともなく一緒に過ごそうと言って、昨日の深夜から一緒に居る。
「燐音」
「ンーー?」
彼の名前を呼んでは、床に座る彼の膝の上に座る。彼の膝の上は、彼女にとって特等席であり、彼も、彼女の定位置は自身の膝か足の間だと認識している。
座った途端、少しだけ驚いた彼。それもそのはず、彼女は毎回律儀に許可を求めていたからだ。驚きはしたが、気にせず彼女の頭を撫でた。
「燐音…、大好き。」
「……へっ?」
彼の手で、撫でられるのが好きな彼女は気持ち良さそうに目を細めては、普段の彼女からは想像出来ない言葉に、彼の撫でる手が止まった。
甘やかしたり、強請らない限り自発的に言う事が少ないせいか、気持ち良さそうに目を細めて言う彼女が可愛らしくて、効果抜群だった。
嬉しさと可愛い彼女に、頭が回らず感情が溢れて次第に頬が赤くなった。
そんな、彼の頬を一回りも二回りも小さい手が撫でる。
「ね、大好き。」
「おう。」
「顔赤いね?」
「……誰のせいだと思ってんだよ。」
「さぁー、誰でしょう?」
「お前のせいだからな?反則的な可愛さっしょ。」
以前よりは、大分マシになった方だが、彼女は自覚が無く下心も無く純粋き、不意打ちをする所がある。そんな彼女に、彼は弱く甘い。
そして、不意打ちには滅法弱く、そこをついて、悪戯でキスや愛情表現をしてくるのだが、その行為が反則的に可愛い。彼女だからこそ、許せる可愛らしい悪戯が内心好きだったりする。
「可愛かった?」
「うん、録画したかったわァ。」
「それは、惜しかったね。」
「残念だな…。今度っから、2人きりの時は録画しとかねェとな。」
「それは駄目よ。」
「何でだ?」
「だってー…流失して、ファンに見られたくないもん。」
「あー、確かに。俺っちの可愛い彼女が野郎に見られんのは気に食わねェ。」
録画されるのは、恥ずかしいが、万が一彼のデータが流出してしまったら、世間に仲睦まじい2人が広まる。
そうなると、彼がデレデレしているのを彼の女性ファンに見られる事になる。そうなったら、恋人時代からの特権である、彼の甘い姿を独占出来なくなってしまうのだが、彼には伝わらなかったらしい。
「そうじゃない、こんなだらしない燐音が世に流出するのが嫌なの。」
「そっちっすか…。」
「だらしない燐音も、デレた顔してる燐音を見るのは私だけで良いの!」
「はァーー?ンだよ、理由可愛すぎるだろ。今日の__ちゃん可愛い過ぎっしょ。」
だらしない燐音、に彼は分かりやすく落ち込む。そんな所を見れるのも私の楽しみかつ嬉し事でもある。
伝わらなかったか、と溜息を零しては、彼に素直に話しては、グリグリと肩に額を押し付ける。
実は、グリグリと額を押し付けるのは、彼女の癖で照れ隠しして居るのだ。
「あれで、デレんのかよ。」
「うるさい…。」
「か〜わい。悪態ついても可愛いわ俺っちの奥さん。」
「……夢で、燐音以外の人に好きって抱き着く夢見て…さぁ。それで……確かめたくなって。」
ポツリと、晩に見た夢を話す。顔は思い出せないが、彼以外の誰かと、ユニットのメンバーでもない異性に、言い寄っては抱き着く自分が居た。
彼が大好きで愛しくて、彼以外の誰かなんて愛していない。ましてや、顔も知らない誰かを愛せる訳なんてない。
「不倫か?カッコイイ旦那が居んのに…。ンで?どうなんすかー愛を確かめた__ちゃんよォ。」
「んー、再確認出来た…。やっぱり……大好き。」
「俺っちだけか?」
「うん…燐音が大好き。愛してる。燐音以外じゃ満たされない。」
彼の肩口に、顔を埋めては息を吸うと、柔軟剤微かな匂い以外に、彼の甘く香辛料のような刺激的な匂いが鼻を掠める。彼の、匂いに合わせて柔軟剤を選んでいるので、不快な気分にはならない。寧ろ、落ち着けてしまう。
彼の温もりが愛しく、鼓膜から伝わる低く優しい声色が、心地好く胸がドキドキしてしまう。
彼でなければ、得られない多幸感とドキドキを再認識出来た。
「ほォ……、俺っちじゃなきゃ満たせねェのか?なら、キスも愛も俺っちじゃねェと満たせないな?」
「…うん。燐音じゃないと駄目。燐音以外にされたくない。燐音だから嬉しくて幸せでドキドキするの。」
彼に触れるのも、触れられるのも彼女の、妻である特権だ。
夫婦なのだが、触れられる度キスをされる度に、ドキドキしてしまうのは恋人時代と変わらない。丸で、何度も恋をしている。
それは、彼も同じように何度も惚れている。
「な、__ちゃん…顔上げて?俺っちに顔見せて。」
「うーー…。」
顔を上げた彼女の顔は、恥ずかしいのか頬が赤くなっている。どんな表情も好きだが、恥ずかしそうにする彼女は奥ゆかしくて愛おしい。
恥ずかしがる彼女は、唇をキュッと結ぶ癖があり、加虐心が揺さぶられる。
大切にしたいのだが、可愛らしくもいじらしい彼女を見れば、責めに責めたい気持ちがある。その気持ちに抗えずに誘われるように唇をそっと重ねる。
「な、キスどうだった?」
「…ドキドキしちゃった。」
「そうかよ…へへっ。」
「でも、キスする前は必ず言うって約束したよね?」
「えー、分かったって言ったけどよォ、俺っち守るって言ってないぜ?」
「狡い。」
「狡いのは、お前だかんな。」
何度、彼女の可愛さに心を乱されて来たか。結婚前も今も、自身よりも年下の彼女を大切にしたいのに、揺さぶられて無理矢理暴きたい気持ちを抑えているのだから、彼女の方が余程狡い。
だが、その事は一生伝えず墓まで持って行く気だ。醜いとか汚いからではなく、狡い彼女に唯一出来る仕返しだから、この気持ちは、自身の中で秘めておきたいのだ。
そう思うと、狡いのは、未成年だった彼女を自身の恋人にして、成人して結婚まで離さなかった自身だろう。
この休日を無駄にしたくなく、どちらからともなく一緒に過ごそうと言って、昨日の深夜から一緒に居る。
「燐音」
「ンーー?」
彼の名前を呼んでは、床に座る彼の膝の上に座る。彼の膝の上は、彼女にとって特等席であり、彼も、彼女の定位置は自身の膝か足の間だと認識している。
座った途端、少しだけ驚いた彼。それもそのはず、彼女は毎回律儀に許可を求めていたからだ。驚きはしたが、気にせず彼女の頭を撫でた。
「燐音…、大好き。」
「……へっ?」
彼の手で、撫でられるのが好きな彼女は気持ち良さそうに目を細めては、普段の彼女からは想像出来ない言葉に、彼の撫でる手が止まった。
甘やかしたり、強請らない限り自発的に言う事が少ないせいか、気持ち良さそうに目を細めて言う彼女が可愛らしくて、効果抜群だった。
嬉しさと可愛い彼女に、頭が回らず感情が溢れて次第に頬が赤くなった。
そんな、彼の頬を一回りも二回りも小さい手が撫でる。
「ね、大好き。」
「おう。」
「顔赤いね?」
「……誰のせいだと思ってんだよ。」
「さぁー、誰でしょう?」
「お前のせいだからな?反則的な可愛さっしょ。」
以前よりは、大分マシになった方だが、彼女は自覚が無く下心も無く純粋き、不意打ちをする所がある。そんな彼女に、彼は弱く甘い。
そして、不意打ちには滅法弱く、そこをついて、悪戯でキスや愛情表現をしてくるのだが、その行為が反則的に可愛い。彼女だからこそ、許せる可愛らしい悪戯が内心好きだったりする。
「可愛かった?」
「うん、録画したかったわァ。」
「それは、惜しかったね。」
「残念だな…。今度っから、2人きりの時は録画しとかねェとな。」
「それは駄目よ。」
「何でだ?」
「だってー…流失して、ファンに見られたくないもん。」
「あー、確かに。俺っちの可愛い彼女が野郎に見られんのは気に食わねェ。」
録画されるのは、恥ずかしいが、万が一彼のデータが流出してしまったら、世間に仲睦まじい2人が広まる。
そうなると、彼がデレデレしているのを彼の女性ファンに見られる事になる。そうなったら、恋人時代からの特権である、彼の甘い姿を独占出来なくなってしまうのだが、彼には伝わらなかったらしい。
「そうじゃない、こんなだらしない燐音が世に流出するのが嫌なの。」
「そっちっすか…。」
「だらしない燐音も、デレた顔してる燐音を見るのは私だけで良いの!」
「はァーー?ンだよ、理由可愛すぎるだろ。今日の__ちゃん可愛い過ぎっしょ。」
だらしない燐音、に彼は分かりやすく落ち込む。そんな所を見れるのも私の楽しみかつ嬉し事でもある。
伝わらなかったか、と溜息を零しては、彼に素直に話しては、グリグリと肩に額を押し付ける。
実は、グリグリと額を押し付けるのは、彼女の癖で照れ隠しして居るのだ。
「あれで、デレんのかよ。」
「うるさい…。」
「か〜わい。悪態ついても可愛いわ俺っちの奥さん。」
「……夢で、燐音以外の人に好きって抱き着く夢見て…さぁ。それで……確かめたくなって。」
ポツリと、晩に見た夢を話す。顔は思い出せないが、彼以外の誰かと、ユニットのメンバーでもない異性に、言い寄っては抱き着く自分が居た。
彼が大好きで愛しくて、彼以外の誰かなんて愛していない。ましてや、顔も知らない誰かを愛せる訳なんてない。
「不倫か?カッコイイ旦那が居んのに…。ンで?どうなんすかー愛を確かめた__ちゃんよォ。」
「んー、再確認出来た…。やっぱり……大好き。」
「俺っちだけか?」
「うん…燐音が大好き。愛してる。燐音以外じゃ満たされない。」
彼の肩口に、顔を埋めては息を吸うと、柔軟剤微かな匂い以外に、彼の甘く香辛料のような刺激的な匂いが鼻を掠める。彼の、匂いに合わせて柔軟剤を選んでいるので、不快な気分にはならない。寧ろ、落ち着けてしまう。
彼の温もりが愛しく、鼓膜から伝わる低く優しい声色が、心地好く胸がドキドキしてしまう。
彼でなければ、得られない多幸感とドキドキを再認識出来た。
「ほォ……、俺っちじゃなきゃ満たせねェのか?なら、キスも愛も俺っちじゃねェと満たせないな?」
「…うん。燐音じゃないと駄目。燐音以外にされたくない。燐音だから嬉しくて幸せでドキドキするの。」
彼に触れるのも、触れられるのも彼女の、妻である特権だ。
夫婦なのだが、触れられる度キスをされる度に、ドキドキしてしまうのは恋人時代と変わらない。丸で、何度も恋をしている。
それは、彼も同じように何度も惚れている。
「な、__ちゃん…顔上げて?俺っちに顔見せて。」
「うーー…。」
顔を上げた彼女の顔は、恥ずかしいのか頬が赤くなっている。どんな表情も好きだが、恥ずかしそうにする彼女は奥ゆかしくて愛おしい。
恥ずかしがる彼女は、唇をキュッと結ぶ癖があり、加虐心が揺さぶられる。
大切にしたいのだが、可愛らしくもいじらしい彼女を見れば、責めに責めたい気持ちがある。その気持ちに抗えずに誘われるように唇をそっと重ねる。
「な、キスどうだった?」
「…ドキドキしちゃった。」
「そうかよ…へへっ。」
「でも、キスする前は必ず言うって約束したよね?」
「えー、分かったって言ったけどよォ、俺っち守るって言ってないぜ?」
「狡い。」
「狡いのは、お前だかんな。」
何度、彼女の可愛さに心を乱されて来たか。結婚前も今も、自身よりも年下の彼女を大切にしたいのに、揺さぶられて無理矢理暴きたい気持ちを抑えているのだから、彼女の方が余程狡い。
だが、その事は一生伝えず墓まで持って行く気だ。醜いとか汚いからではなく、狡い彼女に唯一出来る仕返しだから、この気持ちは、自身の中で秘めておきたいのだ。
そう思うと、狡いのは、未成年だった彼女を自身の恋人にして、成人して結婚まで離さなかった自身だろう。
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