その愛の名前
あなたの名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ヒック』
「お、姉上?しゃっくりか」
『ヒック』
「それ返事?」
「……そういえばしゃっくりって1日止まらなかったら死ぬって言うよな」
「「「「…は?」」」」
ー*mission:ショスナトのしゃっくりを止めろ!*ー
▽ソー
『…皆大げさだなあ…ヒック』
「わあーっ!!!」
『あらソー、どうしたの?』
「…姉上、驚いたか?」
『驚いたわよ?ソーったら可愛いわね、ヒック』
「……」
▽シフ
「全く…しゃっくりなんかで死なないわよ」
『よねぇ?シフなら分かってくれると思ったわ…ヒック』
「当たり前でしょう」
「シフ!お前、お前は姉上が心配じゃないのか!!」
「だからそんな騒ぐことじゃないって」
「姉上にもしもの事があったらどうする!!!!」
「…あんた達ってほんとショスナトの事になると駄目ね…」
『ヒック』
▽ヴォルスタッグ
「確か背中強く叩けば治るんじゃなかったか」
『あ、お願いヴォルスタッグ。ヒック』
「よし。いくぞショスナト」
「「待て!!!」」
「お前みたいな怪力に叩かれたら姉上死ぬぞ!」
「私がやる。下がっていろヴォルスタッグ!」
「あのな、お前らみたいに優しく撫でるだけじゃ治るもんも治らんぞ」
『あ、でも背中撫でられてると落ち着くわ。ヒック
▽ファンドラル
「分かってないな…こういうのは王子様のキスで全て解決するんだよ」
「俺か…」
「姉上、失礼します」
「お前らは兄弟!…ショスナト、今すぐ私が呪いを解いてやる」
『よく分からないけどお願いファン。…………ファン?』
「ファンドラルは気分が悪いと言って部屋に戻りましたよ」
「うん、そうらしい。」
『…急ね。大丈夫かしらファン…ヒック』
▽ホーガン
「まぁ、定番だが100秒息を止めるってのはどうだろう。」
『いいわね。じゃあいくわよ?』
「いーち、にぃ、さん、し、……」
『…………ヒック…ぷふっ!』
「ショスナト…途中でしゃっくりが出たって笑わずに続けないと…」
『うふふっごめんねホーガン、ふふっだけどおかしくて、ヒックッ』
「………」
▽ロキ
「あとはロキの案だけだな…」
「くだらない。」
「散々ソーと一緒にあたふたしてた奴の台詞とは思えないわ」
『ヒック』
「……。……姉上」
『なぁにロキ?』
「好きです」
「「ブフッ!?」」
『急にどうしたの?私もロキのこと大好きよ。ヒック』
「……」
「…ロキ、まさか今のがお前の案か?」
「失敗だったな」
▽ショスナト
「どうしたら…誰か案ないのか?」
『皆ありがとう。だけどもう平気よ、ヒック』
「けど姉上、まだ治ってないだろう?」
『こんなの深呼吸してたら良いのよ。見てて、…ふぅー…』
「「「「「え?」」」」」
『…はぁ…………うん、…収まったみたい』
「「「「「…は?」」」」」
『あースッキリ。しゃっくりって喋りづらくなるし、嫌ね』
「…え、ちょ、…は?」
『皆、私の為に色々ありがとう。嬉しかったわ。』
「「「「「…はあ?」」」」」
_____________
呆気にとられる一同だけどソーとロキは「また姉上に遊ばれた…」って頭抱えてる。
けど姉上無事だし良っか。って笑っちゃう兄弟。
それ見ながら「この弟たち駄目だ」って引いちゃう3人。
アスガルドは今日も平和。