疾走STARロマンス
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『でもさ、フツー考えない?明らかに胸元ユルユルになってる巨乳用の服を一般人にあげる?おかしくない?』
「あぁ、そうだなァ…これイカしてんな」
飾られたタトゥーの見本に気を奪われているガンナーを『ねぇ、ちゃんと聞いてる?』と睨むショスナトはビールを一気に煽った。
ショスナトは既に随分酔いが回っている。
それを、バイクに腰掛けるバーニーと共に眺めるツール。
任務を無事遂行したエクスペンダブルズがいつもの如く集まったツールの店で、ツールは自分が一番蚊帳の外だという状況に顔をしかめた。
「おい、ヤン、アイツがガンナーとイチャついてんのはどーゆーこった」
「俺に聞くのか?」
「バーニーなんかに聞いても面白くねえ答えが返ってくるだけだろ」
バシッとヤンの肩を叩くツール。
そこへクリスマスが来て気まずそうに首を撫でた。
「あー、多分ありゃ俺のせいだ」
「お前の?」
どういう事だ?と顔を向ける3人にクリスマスは言いづらそうに説明し出す。
その内容にツールとヤンとバーニーは呆れた。
「要は、引越しの手伝いに行ったくせにロクに手伝わねェで隣の乳のでかいネーチャンに鼻の下伸ばしっぱなしだったってことか」
「…まぁ、大体は」
「脳ミソまで筋肉だな。」
「ガキ」
くだらない、とクリスマスに背を向けるヤン。
それを眺めながらツールは何かに気付いた。
「でもなんでコイツの事も避けてる?」
「あー、それはだな…」
「はっきり言え」
「やー、その、」
しどろもどろになるクリスマス。それをイライラしながらヤンが横目で見ている。
「ショスナトが、でかけりゃ良いのかって聞いてきてな。
それで、男は誰だって手から溢れるデカさに憧れるもんだって」
「…それであのガキ怒ってんのか」
「や、多分、"ヤンもバーニーも口にしないだけだ。お前があのサイズならとっくに襲われてるさ"って言った事にだ」
「おい、俺の名前出したのか!?」
「あの時のショスナト、どうも思い当たるフシがある様子だった。…お前なんかあったのか?」
「……」
クリスマスの問いには答えず席を立つヤン。
背中を眺めるツールとクリスマスを置いて、ヤンはタトゥーの見本が飾られた壁を見ながらビールを煽るショスナトの元に向かった。
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20151021
20250712添削
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