特殊体質ズ

とれも「雨? 結構強い。……早いけどもう閉めますかね」
 
みぺり「お邪魔します! あ!! 雨宿りさせて!」
「あ、みぺり。学校帰りですね? どうぞ入ってください。丁度今閉めようとしていたところです」
「ありがとう。急に降ってきてさ、困ってたんだ」
「本当に突然でしたよね。止むか、弱まるまでいていいですよ」
「そうさせてもらうよ〜。――今日は、商売の程はどうだった?」
「いつも通り、暇々でしたねぇ」
「草。いつも何して過ごしてるの?」
「雑務などを済ませたら、後は特にすることもないので……ダラダラしていました」
「人が授業受けてる間にダラダラしおって〜、いいなぁ」
「これじゃあ完全に悪い大人の見本ですねぇ。こうなっちゃ駄目ですよ〜と、一応言っておきます。――これでよし」
「あまりにもやる気が一切見えない忠告で草」
「――時にみぺり、宿題は出てないんですか?」
「出てる出てる。めんどくさい……」
「わ〜懐かしい。こんなのやりましたっけねぇ」
「お。覚えてる?」
「いやぁ……ほとんど使わないですからね。正直、あやふやです」
「そんなもんかぁ」
「だからといって真面目にやらないのもよくないですからね」
「取ってつけたようなフォローすぎるよ」
「一応、大人の威厳を見せておかないとと思いまして」
「今更だよ!」

「――宿題終わった!」
「お、早いですね」
「やればできるんさ」
「偉いですねぇ」
「くるしゅうない」
「……まだ雨も止んでませんね。――みぺり、実験台になってくれませんか」
「じ、実験台」
「この前、うちを利用してくれたでしょう? あれから思いついたサービスです」
「ほうほう!」
「そこに座ってください」
「はいよ」
「ヘッドマッサージをするので、髪を……」
「ほいほーい。下で結ぶよ」
「ありがとうございます。――ではいきます」
「かかってこい」
「…………」ワシワシ
「ふおお〜」
「……こうして……」
「うへ〜」
「頭皮がちょっと硬めですね」
「常に髪結んでるからしょうがないと思ってるよ」
「ああ、例の呪いですね」
「そ! お互いに変な体質だよね〜。わたしは呪いで」
「私は奇行。ふふ、強く行きましょう」
「そうだね〜」
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