外で寝るな
るくら「わぁ、満開だ。ここって桜の木あったんだ。……」
べきせ「(お、桜。もうすっかり春だな)」
「…………zzz」
「うわ!? るくら!? ――おい起きろ!」
「……はっ。……べきせか。寝てた」
「こんなところで寝るなよ」
「ごめんごめん、うとうとしてたみたい」
「春は頭おかしいやつが多いし、危ないぞ」
「……そうだね〜」
「なぜこっちを見て納得した?」
「この前森の奥で倒れてたじゃん。ぜ――」
「ちょ、それ以上言うな!」
「あははは」
「あれは事故で、いつもああなってるわけじゃないからな! あの時だけだからな」
「分かってるよ。そんなに慌てなくてもいいって」
「――今日も人助けか?」
「そうだよー。もうね、助けまくり」
「それは結構なことで。――労働時間は決まっているのか?」
「個人の裁量に委ねられているよ。でも歩合制みたいなものだし、自然と長くなってしまいがちだね」
「そういう方式だと疲れが溜まりやすそうだな」
「だろうね。でもちゃんと休んではいるよ?」
「こんなところで寝落ちしてるのに?」
「……うむむ。急に真面目な雰囲気になったなぁ」
「事情を知ってしまったから心配してるんだ」
「分かったよ……。今日の活動はもう終わりにする。切り上げるよ」
「分かればよろしい。――ああちなみに、約束は守っているからな。誰にも言ってないから安心したまえ」
「それはようござんす。この手を血で染めなくて済むよ」
「怖いこと言うな。――あと、手伝えることがあったら言いたまえ。力になろう」
「ウィ。――べきせ、そんなに友達思いだったんだね」
「知らなかったか? 情に厚いって定評があるぞ」
「誰が評価してるの……」
「――風が出てきたな」
「花びら散りまくりだね。その儚さはまるで人の命のよう……」
「厨二病? 痛々しいぞ」
「冷静な突っ込みはグサッと来るね〜。春だから、頭がおかしくなってるんだよ。……あ、そこ」
「なんだ」
「毛虫ついてるよ」
「!?」
べきせ「(お、桜。もうすっかり春だな)」
「…………zzz」
「うわ!? るくら!? ――おい起きろ!」
「……はっ。……べきせか。寝てた」
「こんなところで寝るなよ」
「ごめんごめん、うとうとしてたみたい」
「春は頭おかしいやつが多いし、危ないぞ」
「……そうだね〜」
「なぜこっちを見て納得した?」
「この前森の奥で倒れてたじゃん。ぜ――」
「ちょ、それ以上言うな!」
「あははは」
「あれは事故で、いつもああなってるわけじゃないからな! あの時だけだからな」
「分かってるよ。そんなに慌てなくてもいいって」
「――今日も人助けか?」
「そうだよー。もうね、助けまくり」
「それは結構なことで。――労働時間は決まっているのか?」
「個人の裁量に委ねられているよ。でも歩合制みたいなものだし、自然と長くなってしまいがちだね」
「そういう方式だと疲れが溜まりやすそうだな」
「だろうね。でもちゃんと休んではいるよ?」
「こんなところで寝落ちしてるのに?」
「……うむむ。急に真面目な雰囲気になったなぁ」
「事情を知ってしまったから心配してるんだ」
「分かったよ……。今日の活動はもう終わりにする。切り上げるよ」
「分かればよろしい。――ああちなみに、約束は守っているからな。誰にも言ってないから安心したまえ」
「それはようござんす。この手を血で染めなくて済むよ」
「怖いこと言うな。――あと、手伝えることがあったら言いたまえ。力になろう」
「ウィ。――べきせ、そんなに友達思いだったんだね」
「知らなかったか? 情に厚いって定評があるぞ」
「誰が評価してるの……」
「――風が出てきたな」
「花びら散りまくりだね。その儚さはまるで人の命のよう……」
「厨二病? 痛々しいぞ」
「冷静な突っ込みはグサッと来るね〜。春だから、頭がおかしくなってるんだよ。……あ、そこ」
「なんだ」
「毛虫ついてるよ」
「!?」