番外編2 宮城旅行松島編
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つまり要約するとこうだ
私が本当に兄様の妹であるかを見極めるために、私の知っている伊達政宗の生涯と、兄様の半生を照らし合わせた
そしたらまぁ出てくるわ出てくるわ、なんじゃそりゃな歴史と出来事
だから私の話した伊達政宗の歴史が真実かどうかは置いておくとして、少なくとも嘘をついている可能性はない、と判断されたのだ
「そもそもお前の話じゃ、同じ時代に毛利が生きてるはずがないって感じだったしな」
「私たちの知る元就さんは、元親さんと瀬戸内の覇権を争ってバチバチでしたもんね……」
「つかまあ、お前って嘘つくの下手なんだなってすぐ分かったから、嘘をついてる線は割とすぐに消えたってのもある」
……それはもう伊達の血筋だと思う
嘘が下手くそな兄と、それ以上に嘘が下手くそな従兄兼恋人がいる時点で
「それでも一部の家老共は、なかなか認めてくれなかったもんなぁ
おかげで米沢から越後まで行く羽目になったしよ」
「あはは……あれも私が喜多さんに、例のお守りもどきを見せたら解決してたんですけど……
あのお守りもどきに、そんな重大な意味合いがあるなんて、私まったく知らなくて……」
「知らねぇモンをどうこう言ったところで意味はねぇ
ま、あの頭の固ぇジジイ共のお陰で、親父の残した物が見られたんだ」
「父様とお話もできましたしね」
うん、そう考えると、あの小旅行も必要なことだったんだ
実際みんなでお出かけするのは楽しかったし
……神社で起きた例の事件を除けば
「米沢でお前の無茶エピソードが増えるとは思わなかったけどな」
「絶対それ言うと思ったんですよ……」
「Reflect on yourself.」
「リフ……なんです?」
「反省しろとのことです」
兄様の英語を小十郎さんが翻訳する時代なんだな……
昔は小十郎さんだって兄様が何を言ったか分かってなかったっぽいのに
あの時代は私を含めてみんな「こう言いたいんだろうな」で察して会話してたもんね
「あの時もちゃんと反省したのに……」
「今生でも無茶ばっかしやがるからな、俺の妹は」
「竹中半兵衛とのことは本当に反省したんです!」
「お袋の手下共に拉致されたときのことも反省しやがれ」
「応戦しないと死ぬかなって思って……」
「あん時のはまあ、不可抗力だったのもあるけどよ」
残念ながら兄様は納得されていない
悲しい……しようと思って無茶をしたわけではないのに……
「まあお前の重ねた無茶はさておき、俺たちがお前を信じた理由については納得できたか?」
「意外な理由もありつつ、ですけど
良くも悪くも嘘が下手な性格に助けられた感じがしました」
運転席から控えめな笑い声
みんな思ってたんだろうなぁ、こいつ嘘つくのが下手だなって……
嘘も方便とは言うから、必要な嘘はついたけど
そういうのは兄様のほうが上手だったな
私は嘘をついた罪悪感が顔に出ちゃうから……
「お前はそれでいいよ、正直者の伊達夕華でいてくれ」
「もちろんです」
助手席の成実さんに頷いて、視線を窓の外へ向ける
車は再び塩釜方面へ向かっているようで、私と成実さんの横の窓には、夕日が沈む松島湾がよく見えている
それから道を逸れて細い山道を降りていくと
海に面した山中に、ひっそりと佇む旅館が現れた
「……別荘じゃないんですか?」
「別荘だぞ?」
「え?
でもこれ旅館……」
……いや、軒下の提灯に伊達の家紋がある
つまりこれが……別荘だ
明らかに高級旅館の佇まいだけど!?
「ようこそお帰りくださいました」
中居さんみたいな人たちまで出てきた
もう旅館じゃんこんなの
「お荷物をお預かり致します」
「お車のトランクを失礼致しますね」
あれよあれよと私の手荷物を預かられ、トランクから我々のキャリーバッグが降ろされる
慌てて持とうとしたら、中居さんに微笑まれたまま阻止された
「行くぞ夕華ー」
「え、あ、はい!」
成実さんに呼ばれて、別荘へ入る
さり気なく成実さんに手を取られたけど、別荘は土足厳禁なので靴を脱ぐ必要があるのだ
渋々と手を離した成実さんは、靴を脱ぐとすぐ私の手を握った
「靴箱は……」
「しまってくれるから大丈夫だよ
それより小十郎、部屋割りは?」
「政宗様が東棟、お前と夕華様が西棟だ」
「ん、了解
小十郎と喜多姐ちゃんは従業員寮だよな?」
「ああ
夕華様、義姉に御用がありましたら、いつでも内線でお呼び出しください」
「わかりました」
お風呂上がりのスキンケアとヘアケアは喜多さんにお願いしようかな
玄関横のサロンの説明を受けたあと、兄様は東棟へ、私と成実さんは西棟へと別れた
そんなこんなで松島での一日を終えた私は、通された部屋の広さと佇まいに、再び遠い目をすることになるのだった
私が本当に兄様の妹であるかを見極めるために、私の知っている伊達政宗の生涯と、兄様の半生を照らし合わせた
そしたらまぁ出てくるわ出てくるわ、なんじゃそりゃな歴史と出来事
だから私の話した伊達政宗の歴史が真実かどうかは置いておくとして、少なくとも嘘をついている可能性はない、と判断されたのだ
「そもそもお前の話じゃ、同じ時代に毛利が生きてるはずがないって感じだったしな」
「私たちの知る元就さんは、元親さんと瀬戸内の覇権を争ってバチバチでしたもんね……」
「つかまあ、お前って嘘つくの下手なんだなってすぐ分かったから、嘘をついてる線は割とすぐに消えたってのもある」
……それはもう伊達の血筋だと思う
嘘が下手くそな兄と、それ以上に嘘が下手くそな従兄兼恋人がいる時点で
「それでも一部の家老共は、なかなか認めてくれなかったもんなぁ
おかげで米沢から越後まで行く羽目になったしよ」
「あはは……あれも私が喜多さんに、例のお守りもどきを見せたら解決してたんですけど……
あのお守りもどきに、そんな重大な意味合いがあるなんて、私まったく知らなくて……」
「知らねぇモンをどうこう言ったところで意味はねぇ
ま、あの頭の固ぇジジイ共のお陰で、親父の残した物が見られたんだ」
「父様とお話もできましたしね」
うん、そう考えると、あの小旅行も必要なことだったんだ
実際みんなでお出かけするのは楽しかったし
……神社で起きた例の事件を除けば
「米沢でお前の無茶エピソードが増えるとは思わなかったけどな」
「絶対それ言うと思ったんですよ……」
「Reflect on yourself.」
「リフ……なんです?」
「反省しろとのことです」
兄様の英語を小十郎さんが翻訳する時代なんだな……
昔は小十郎さんだって兄様が何を言ったか分かってなかったっぽいのに
あの時代は私を含めてみんな「こう言いたいんだろうな」で察して会話してたもんね
「あの時もちゃんと反省したのに……」
「今生でも無茶ばっかしやがるからな、俺の妹は」
「竹中半兵衛とのことは本当に反省したんです!」
「お袋の手下共に拉致されたときのことも反省しやがれ」
「応戦しないと死ぬかなって思って……」
「あん時のはまあ、不可抗力だったのもあるけどよ」
残念ながら兄様は納得されていない
悲しい……しようと思って無茶をしたわけではないのに……
「まあお前の重ねた無茶はさておき、俺たちがお前を信じた理由については納得できたか?」
「意外な理由もありつつ、ですけど
良くも悪くも嘘が下手な性格に助けられた感じがしました」
運転席から控えめな笑い声
みんな思ってたんだろうなぁ、こいつ嘘つくのが下手だなって……
嘘も方便とは言うから、必要な嘘はついたけど
そういうのは兄様のほうが上手だったな
私は嘘をついた罪悪感が顔に出ちゃうから……
「お前はそれでいいよ、正直者の伊達夕華でいてくれ」
「もちろんです」
助手席の成実さんに頷いて、視線を窓の外へ向ける
車は再び塩釜方面へ向かっているようで、私と成実さんの横の窓には、夕日が沈む松島湾がよく見えている
それから道を逸れて細い山道を降りていくと
海に面した山中に、ひっそりと佇む旅館が現れた
「……別荘じゃないんですか?」
「別荘だぞ?」
「え?
でもこれ旅館……」
……いや、軒下の提灯に伊達の家紋がある
つまりこれが……別荘だ
明らかに高級旅館の佇まいだけど!?
「ようこそお帰りくださいました」
中居さんみたいな人たちまで出てきた
もう旅館じゃんこんなの
「お荷物をお預かり致します」
「お車のトランクを失礼致しますね」
あれよあれよと私の手荷物を預かられ、トランクから我々のキャリーバッグが降ろされる
慌てて持とうとしたら、中居さんに微笑まれたまま阻止された
「行くぞ夕華ー」
「え、あ、はい!」
成実さんに呼ばれて、別荘へ入る
さり気なく成実さんに手を取られたけど、別荘は土足厳禁なので靴を脱ぐ必要があるのだ
渋々と手を離した成実さんは、靴を脱ぐとすぐ私の手を握った
「靴箱は……」
「しまってくれるから大丈夫だよ
それより小十郎、部屋割りは?」
「政宗様が東棟、お前と夕華様が西棟だ」
「ん、了解
小十郎と喜多姐ちゃんは従業員寮だよな?」
「ああ
夕華様、義姉に御用がありましたら、いつでも内線でお呼び出しください」
「わかりました」
お風呂上がりのスキンケアとヘアケアは喜多さんにお願いしようかな
玄関横のサロンの説明を受けたあと、兄様は東棟へ、私と成実さんは西棟へと別れた
そんなこんなで松島での一日を終えた私は、通された部屋の広さと佇まいに、再び遠い目をすることになるのだった
