第六十話 大学生活開始
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大学生になって、早いもので二週間
今週から講義が始まって、兄様や成実さんと一緒に大学へ通う日々の始まりだ――と思いきや
お二人と時間割を照らし合わせた結果、一緒に大学へ行ける日は木曜日の一日しかなかった
「一回生だからしゃーねぇけど、時間割すげーことになったな、お前」
「一限から五限までほぼフルの月曜、なかなかキツいですね」
ラウンジのテーブルに突っ伏した私を成実さんがよしよしと撫でてくれた
今は四限目の時間で、私と成実さんは空きコマが被ったためにラウンジに集まったのだ
兄様は四限の講義があるため不在で、幸村君と親泰君もそれぞれ講義があるらしい
「まぁ一般教養が多いのは一回生のうちだし、今年は頑張るしかねえよ
俺もそうだったしな」
「うう……全休なんて幻だったんだ……」
「俺だってまだ全休ねぇのに、一回生が生意気言うなー」
はぁ、まあ明日は二限と三限だけだから今日よりはマシか……
兄様は全休らしいけど、成実さんは三限があるんだとか何とか
「そういえば、サークルの勧誘はいつが解禁なんですっけ?」
「来週から
あ、そうだ、勧誘を回避出来る魔法の言葉を教えといてやるよ」
「そんなに勧誘ってされるものなんですかね?」
「新入生と分かるや否や、ハイエナのように囲まれるぞ
あんまりしつこいのは禁止されてるけどな」
「そうなんですか……
じゃあ魔法の言葉を教えてもらった方がよさそうですね
なんて言えばいいんですか?」
「シンプルに一言
『二回生です』これだけ」
「なるほど」
新入生をメインターゲットにしてるんだから、そりゃあ在学生は狙わないだろう
それより先に薙刀部に入会届を書けばいいだけだしね
薙刀は本当に二、三ヶ月は触ってないから、勘を取り戻すところからだな
「ん、四限終わりそうだな
そろそろ五限だろ?
教室の場所分かるか?」
「大丈夫です!
成実さんは部活……じゃなかった、サークルですよね
五限が終わったら先に帰りますね」
「分かった
気を付けてな」
成実さんに手を振ってラウンジを出る
講義のある教室はラウンジから一番近い講義棟だ
教室のある二階へ階段を上がると、廊下には既に学生が四限の講義が終わるのを待っていた
「あ、親泰君!」
「夕華さん
お疲れ様」
「お疲れ様!
親泰君もこの講義を取ってたんだね」
「うん、成実殿におすすめだって教えて頂いたから――」
「夕華殿に親泰殿ではござらぬか!」
背後から私達を呼ぶ声が聞こえて振り返る
なんとそこには幸村君
偶然……なのかな?
「幸村もこの講義を取ってたのか」
「うむ!
成実殿よりこの講義がよいと勧めてもらったのでござる!」
「……幸村君も?」
「もしや夕華殿と親泰殿も、でござるか?」
三人で顔を見合わせる
ガイダンスの日、私に悪い虫が付かないように幸村君達に守ってもらわなければ――と言っていた成実さんを思い出した
絶対に意図的だ、これは
「ま、まぁ、成実殿が勧める講義なら間違いはないと思うよ
ためになるかどうかはともかく、単位は取りやすいんじゃないかな」
「成実さんも言ってた、レジュメを取っておけば単位は取れるって」
「それで良いのでござろうか……?」
「単位は……大事だからね……」
講義が終わったらしく、ドアから学生達がぞろぞろと出てくる
その波を縫って教室に入ると、私達は何となく流れで壁側の席に座った
「なぜ端に?」
「何となく落ち着くからかな……」
「分かる……」
良かった、親泰君も私と同じタイプだ
五分もしないうちに教室は人で満員になった
教授がやってきて、チャイムが鳴ると講義開始た
今日は講義の初回だから、内容自体は講義の進め方と、簡単な導入で終わってしまった
うん、さすが成実さんが太鼓判を押すくらい単位が取りやすいと噂の教授だ
本格的な内容は来週からになるそうで、今日は一時間程度で解放された
「終わったー!!」
「あはは、さすがに五限までいると疲れるね」
「本当だね……
二人はこの後どうするの?」
「某は武田道場へ参るつもりでござる!」
「武田道場って、今は何を教えてるの……?」
前世の頃はこの目で見ることは叶わなかったけど、佐助さん曰く、百人組手とか天狐仮面との対決とか何とか……とにかく、よく分からないけどものすごく暑苦しくて面倒くさい何かであるらしい
何かしらの武術を教えている可能性が高いけど、武田先生が剣道を教えているイメージはないなぁ
高校時代に武田先生に聞いておけばよかったかなと思ったけど、入門希望と勘違いされると面倒なことになりそうだから、聞かなくて良かったのかもしれない
「今は空手の道場でござる!
某も門下生として、日々お館様に稽古をつけていただいておりまする!」
「空手道場になってるんだ!?
そっかあ、頑張ってね!」
「うむ、ありがとうございまする!
ぬぅぅおおおお!!
おやかたさぶぁぁぁ!!
この幸村、直ちに道場へと参りましょうぞぁぁぁ!!」
うるさーい!!
私と親泰君が耳を塞いでいる間に、幸村君の姿は見えなくなった
とりあえず他人のふりをしておいて、私も親泰君と一緒に講義棟から外へと出ることにした
今週から講義が始まって、兄様や成実さんと一緒に大学へ通う日々の始まりだ――と思いきや
お二人と時間割を照らし合わせた結果、一緒に大学へ行ける日は木曜日の一日しかなかった
「一回生だからしゃーねぇけど、時間割すげーことになったな、お前」
「一限から五限までほぼフルの月曜、なかなかキツいですね」
ラウンジのテーブルに突っ伏した私を成実さんがよしよしと撫でてくれた
今は四限目の時間で、私と成実さんは空きコマが被ったためにラウンジに集まったのだ
兄様は四限の講義があるため不在で、幸村君と親泰君もそれぞれ講義があるらしい
「まぁ一般教養が多いのは一回生のうちだし、今年は頑張るしかねえよ
俺もそうだったしな」
「うう……全休なんて幻だったんだ……」
「俺だってまだ全休ねぇのに、一回生が生意気言うなー」
はぁ、まあ明日は二限と三限だけだから今日よりはマシか……
兄様は全休らしいけど、成実さんは三限があるんだとか何とか
「そういえば、サークルの勧誘はいつが解禁なんですっけ?」
「来週から
あ、そうだ、勧誘を回避出来る魔法の言葉を教えといてやるよ」
「そんなに勧誘ってされるものなんですかね?」
「新入生と分かるや否や、ハイエナのように囲まれるぞ
あんまりしつこいのは禁止されてるけどな」
「そうなんですか……
じゃあ魔法の言葉を教えてもらった方がよさそうですね
なんて言えばいいんですか?」
「シンプルに一言
『二回生です』これだけ」
「なるほど」
新入生をメインターゲットにしてるんだから、そりゃあ在学生は狙わないだろう
それより先に薙刀部に入会届を書けばいいだけだしね
薙刀は本当に二、三ヶ月は触ってないから、勘を取り戻すところからだな
「ん、四限終わりそうだな
そろそろ五限だろ?
教室の場所分かるか?」
「大丈夫です!
成実さんは部活……じゃなかった、サークルですよね
五限が終わったら先に帰りますね」
「分かった
気を付けてな」
成実さんに手を振ってラウンジを出る
講義のある教室はラウンジから一番近い講義棟だ
教室のある二階へ階段を上がると、廊下には既に学生が四限の講義が終わるのを待っていた
「あ、親泰君!」
「夕華さん
お疲れ様」
「お疲れ様!
親泰君もこの講義を取ってたんだね」
「うん、成実殿におすすめだって教えて頂いたから――」
「夕華殿に親泰殿ではござらぬか!」
背後から私達を呼ぶ声が聞こえて振り返る
なんとそこには幸村君
偶然……なのかな?
「幸村もこの講義を取ってたのか」
「うむ!
成実殿よりこの講義がよいと勧めてもらったのでござる!」
「……幸村君も?」
「もしや夕華殿と親泰殿も、でござるか?」
三人で顔を見合わせる
ガイダンスの日、私に悪い虫が付かないように幸村君達に守ってもらわなければ――と言っていた成実さんを思い出した
絶対に意図的だ、これは
「ま、まぁ、成実殿が勧める講義なら間違いはないと思うよ
ためになるかどうかはともかく、単位は取りやすいんじゃないかな」
「成実さんも言ってた、レジュメを取っておけば単位は取れるって」
「それで良いのでござろうか……?」
「単位は……大事だからね……」
講義が終わったらしく、ドアから学生達がぞろぞろと出てくる
その波を縫って教室に入ると、私達は何となく流れで壁側の席に座った
「なぜ端に?」
「何となく落ち着くからかな……」
「分かる……」
良かった、親泰君も私と同じタイプだ
五分もしないうちに教室は人で満員になった
教授がやってきて、チャイムが鳴ると講義開始た
今日は講義の初回だから、内容自体は講義の進め方と、簡単な導入で終わってしまった
うん、さすが成実さんが太鼓判を押すくらい単位が取りやすいと噂の教授だ
本格的な内容は来週からになるそうで、今日は一時間程度で解放された
「終わったー!!」
「あはは、さすがに五限までいると疲れるね」
「本当だね……
二人はこの後どうするの?」
「某は武田道場へ参るつもりでござる!」
「武田道場って、今は何を教えてるの……?」
前世の頃はこの目で見ることは叶わなかったけど、佐助さん曰く、百人組手とか天狐仮面との対決とか何とか……とにかく、よく分からないけどものすごく暑苦しくて面倒くさい何かであるらしい
何かしらの武術を教えている可能性が高いけど、武田先生が剣道を教えているイメージはないなぁ
高校時代に武田先生に聞いておけばよかったかなと思ったけど、入門希望と勘違いされると面倒なことになりそうだから、聞かなくて良かったのかもしれない
「今は空手の道場でござる!
某も門下生として、日々お館様に稽古をつけていただいておりまする!」
「空手道場になってるんだ!?
そっかあ、頑張ってね!」
「うむ、ありがとうございまする!
ぬぅぅおおおお!!
おやかたさぶぁぁぁ!!
この幸村、直ちに道場へと参りましょうぞぁぁぁ!!」
うるさーい!!
私と親泰君が耳を塞いでいる間に、幸村君の姿は見えなくなった
とりあえず他人のふりをしておいて、私も親泰君と一緒に講義棟から外へと出ることにした
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