弱虫な僕ら
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あいつの顔はやっぱり見れなかったけど、どんな表情をしているかなんてことを考えるのは簡単だった。けど、後で今の俺のことを知られてどうせ嫌われるんなら今から嫌われちまえばいい。そんなことを思うのは俺がただ弱くて逃げてるだけなのか。そんなことは考えたくもなかったけれど。
あいつ自身を拒否してから数日後。しょっぱなからなかなか講義に出る気になれずに色んな場所で暇潰しをしていた時のこと。仁王から変な話を耳にした。はなが俺の噂をしていた女子の頬をひっぱたいたとかなんとか。
「良かったのう。愛されてる証拠じゃ」
仁王も中学からの友達だし、俺がはなを好きだったことももちろん知っている。だからこその脳天気な台詞なんだろうけど、俺からしてみたらちっとも嬉しくなんかない。あいつはまだ噂をしていた女達の言ったことを信じてないだけだって分かってるから。
「あのなあ、お前俺が遊んでる事知っててそれ言うか?」
「でもまだ好きなんじゃろ?今までの女なんか切り捨てれば良いだけじゃ」
その言葉に自然と身体がぴくっと反応した。切り捨てただけで今までのことが真っ白になるんならいくらでもしてやる。だけどそういうわけにはいかない。切り捨てたとしたって俺のやってきた事は変わらないし、何より噂が本当だって知ったらあいつはどんな顔するんだ?俺らしくねえ。けど、怖い。
「そもそもお前さんがグレたのはあの女のせいじゃき。傷付いてるとこに付け入るなんて最低な女じゃのう」
違う。最低なのは俺だ。あの女の言ったことに反応したのは自分に自信がなかったから。ただそれだけの理由で自分を「可哀相な奴」にして「女」に逃げるようになった。
「なあ」
「ん?」
「昔に戻りてえ」
なんなら、俺がはなと出会う前にでも。そしたらこんなことにはならなかったんだ。セフレになった女達のことも、はなも、誰も傷付けることにはならなかった。
「それが出来るんなら誰も苦労しとらんよ」
その言葉と同時にぽんと頭に手を置かれて、不覚にも泣きそうになってしまった。分かってる。戻れないからこそこれから先は後悔しないように生きて行くんだってこと。でも俺には出来ない。
目の前にあるもので自分を慰めることしか出来ない。
あー…弱えな、俺。
あいつ自身を拒否してから数日後。しょっぱなからなかなか講義に出る気になれずに色んな場所で暇潰しをしていた時のこと。仁王から変な話を耳にした。はなが俺の噂をしていた女子の頬をひっぱたいたとかなんとか。
「良かったのう。愛されてる証拠じゃ」
仁王も中学からの友達だし、俺がはなを好きだったことももちろん知っている。だからこその脳天気な台詞なんだろうけど、俺からしてみたらちっとも嬉しくなんかない。あいつはまだ噂をしていた女達の言ったことを信じてないだけだって分かってるから。
「あのなあ、お前俺が遊んでる事知っててそれ言うか?」
「でもまだ好きなんじゃろ?今までの女なんか切り捨てれば良いだけじゃ」
その言葉に自然と身体がぴくっと反応した。切り捨てただけで今までのことが真っ白になるんならいくらでもしてやる。だけどそういうわけにはいかない。切り捨てたとしたって俺のやってきた事は変わらないし、何より噂が本当だって知ったらあいつはどんな顔するんだ?俺らしくねえ。けど、怖い。
「そもそもお前さんがグレたのはあの女のせいじゃき。傷付いてるとこに付け入るなんて最低な女じゃのう」
違う。最低なのは俺だ。あの女の言ったことに反応したのは自分に自信がなかったから。ただそれだけの理由で自分を「可哀相な奴」にして「女」に逃げるようになった。
「なあ」
「ん?」
「昔に戻りてえ」
なんなら、俺がはなと出会う前にでも。そしたらこんなことにはならなかったんだ。セフレになった女達のことも、はなも、誰も傷付けることにはならなかった。
「それが出来るんなら誰も苦労しとらんよ」
その言葉と同時にぽんと頭に手を置かれて、不覚にも泣きそうになってしまった。分かってる。戻れないからこそこれから先は後悔しないように生きて行くんだってこと。でも俺には出来ない。
目の前にあるもので自分を慰めることしか出来ない。
あー…弱えな、俺。
