弱虫な僕ら
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今日は大学の入学式の日。特になにも考えないでそのまま立海大に進学した。テニス部のレギュラーもみんな立海大に行くっつったし。みんながいるんなら今まで通り楽しいだろって。大事なことを忘れたフリをしていた。
入学式なんかかったりぃと考えつつもちゃんとスーツを着て大学に来ただけ偉いと褒めて欲しい。だけど俺が今してることはまさに文字通り卑猥なこと。入学式早々何やってんだと頭の片隅で思いながらも腰を打つ速度は自然と早まっていった。あー、情けね。今抱いてる女が達しそうなそぶりを見せたから、ご希望通り喜びそうな箇所を狙ってやった。あー、こいつのイイとこってどこだっけ。
「ほら、イけよっ」
腰を強く打ち付けたのと同時に感じたのは人の気配。場所なんか気にしないでどこでもヤってきたから今さら見られたって別に何も思わねえけど、咄嗟にそっちの方へ視線を向けた。その時視界に入ったのは懐かしすぎる愛おしい顔で。一瞬だったけど俺にははっきり見えて、驚きのあまり思わず止まってしまった動きに女が不満そうに振り返った。
「ど、したの?丸井く…」
「…悪りい。萎えた」
「え?」
さっきまではすげえいい感じだったのに。硬さを失った分身を引き抜いて仕舞うと、待ってよと甘ったるい声で俺を呼び止める女を無視してその場を離れた。あいつが戻って来たことに、自分が思ってるよりもかなり動揺してる。
「おーブンちゃん」
「……はよ」
別に式に戻ろうと思ったわけじゃなかったけど、なんとなく歩いていると体育館から出てきた人の行列の中に仁王を見つけたからそっちに向かった。つか仁王さえちゃんと式に出てんだから俺も出りゃ良かった。結局抜けなかったし。
「またヤっとったんか」
「出せなかったけど」
「ほう、なんでじゃ」
なんで、と聞かれてまたあいつを思い出した。まだ信じられなかったけど本当にはななんだろうか。でも俺が見間違うはずもない。あいつは俺に気付いてなかったみたいだけど。まあそりゃそうだよな。仲が良かった幼なじみが入学式サボってヤってるとか思わないだろ、普通。幼なじみって思ってたのは、多分、あいつだけだけど。
「なんでもねえ」
仁王はほう、と呟くと何事もなかったかのようにまた前を向いた。こいつには何でも見抜かれている気がして妙に焦ってしまう。別に俺にはもう関係ないことだけど。そんなことを考えていると、突然弱い力で腕を引っ張られた。まさかと思って振り返ることは出来なかった。
「ぶ、ブン太!久しぶり!」
ああほらやっぱり。久しぶりに聞こえたのは俺のすげえ好きな声だった。掴まれた腕を振り払ったのも、振り返らなかったのも、何も言えなかったのも。怖かったんだ。絶対にまた気持ちが戻ってしまう。
でも俺はもうあいつを好きと言ってはいけないんだ。
入学式なんかかったりぃと考えつつもちゃんとスーツを着て大学に来ただけ偉いと褒めて欲しい。だけど俺が今してることはまさに文字通り卑猥なこと。入学式早々何やってんだと頭の片隅で思いながらも腰を打つ速度は自然と早まっていった。あー、情けね。今抱いてる女が達しそうなそぶりを見せたから、ご希望通り喜びそうな箇所を狙ってやった。あー、こいつのイイとこってどこだっけ。
「ほら、イけよっ」
腰を強く打ち付けたのと同時に感じたのは人の気配。場所なんか気にしないでどこでもヤってきたから今さら見られたって別に何も思わねえけど、咄嗟にそっちの方へ視線を向けた。その時視界に入ったのは懐かしすぎる愛おしい顔で。一瞬だったけど俺にははっきり見えて、驚きのあまり思わず止まってしまった動きに女が不満そうに振り返った。
「ど、したの?丸井く…」
「…悪りい。萎えた」
「え?」
さっきまではすげえいい感じだったのに。硬さを失った分身を引き抜いて仕舞うと、待ってよと甘ったるい声で俺を呼び止める女を無視してその場を離れた。あいつが戻って来たことに、自分が思ってるよりもかなり動揺してる。
「おーブンちゃん」
「……はよ」
別に式に戻ろうと思ったわけじゃなかったけど、なんとなく歩いていると体育館から出てきた人の行列の中に仁王を見つけたからそっちに向かった。つか仁王さえちゃんと式に出てんだから俺も出りゃ良かった。結局抜けなかったし。
「またヤっとったんか」
「出せなかったけど」
「ほう、なんでじゃ」
なんで、と聞かれてまたあいつを思い出した。まだ信じられなかったけど本当にはななんだろうか。でも俺が見間違うはずもない。あいつは俺に気付いてなかったみたいだけど。まあそりゃそうだよな。仲が良かった幼なじみが入学式サボってヤってるとか思わないだろ、普通。幼なじみって思ってたのは、多分、あいつだけだけど。
「なんでもねえ」
仁王はほう、と呟くと何事もなかったかのようにまた前を向いた。こいつには何でも見抜かれている気がして妙に焦ってしまう。別に俺にはもう関係ないことだけど。そんなことを考えていると、突然弱い力で腕を引っ張られた。まさかと思って振り返ることは出来なかった。
「ぶ、ブン太!久しぶり!」
ああほらやっぱり。久しぶりに聞こえたのは俺のすげえ好きな声だった。掴まれた腕を振り払ったのも、振り返らなかったのも、何も言えなかったのも。怖かったんだ。絶対にまた気持ちが戻ってしまう。
でも俺はもうあいつを好きと言ってはいけないんだ。
