弱虫な僕ら
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俺らが高校二年になって数ヶ月経った頃、幼なじみのはながいきなり転校することになった。小さい頃からずっと彼女のことを好きだった俺は急に焦りだして、半ば勢いに任せて告白した。あいつから返ってきた返事は「ごめんね」のたった一言。
幼なじみでいようって言われて、その時は笑ってたけど、下心を持ったまま幼なじみでいられるわけなんかない。それに、心のどこかで変な期待をしていた。告白されたことによって俺を一人の男として意識してくれるんじゃないかと思ったから。だからあいつが転校してから、敢えて俺からは連絡しなかった。駆け引きってやつだ。少しでも寂しいって感じてくれたらいいなって思ったから。
あいつのことは物心がついたときから好きだった。特別美人とかそんなんじゃねえけど、あいつは心が綺麗だから。それがすごく表に出てる。そんなところに惚れたんだと思う。
あいつと連絡を取らなくなってから一年ほど経っても、まだ俺ははなを忘れられなかった。何人かに告られたこともあったけど断る術しか知らない。やっぱり、振られたからって簡単に諦められるような軽い気持ちじゃねえし。他の奴と付き合ったら忘れられんのかって思ったけど、そんなことが可能なら今こんなに苦しんでねえよ。
「丸井くん、もしかしてまだはなちゃんのこと好きなの?」
「そ、俺って一途だろぃ?」
放課後教室に呼び出されたかと思うと、そこにいたのはスタイルもよくて美人な女。香水の匂いがきつくて正直気分が悪くなった。だけどそんなことぽろっと口にしたら面倒なことになるだろ?女ってのは面倒な生き物だし。あいつはもちろん、別だけど。そんなことをふと考えていると、その女が俺に寄り添うようにぴとりとくっついてきた。うわ、なにこいつ。
「でもさあ、家族愛だなんて言われたんでしょ」
「まあ…今はな」
「そこから恋愛対象になるわけないじゃん」
「そんなのわかんねぇだろ」
「それにそれは一途じゃなくて執着だよ。本人からしたら迷惑でしかないよ」
だから諦めなよ、と自分の髪を指にくるくると巻き付けながら上目使いで笑うこの女に吐き気がした。今まで自分に言い聞かせていたことを簡単に壊されてしまった。叶わない。そんなこと俺が一番よくわかってんだよ。
「じゃあ慰めてくれよ」
この可哀相な俺を。苛々ついでに、この女をめちゃくちゃに抱いてやった。
いつまで待ったって、どれだけ頑張ったって。
俺の恋は叶わないんだ。
幼なじみでいようって言われて、その時は笑ってたけど、下心を持ったまま幼なじみでいられるわけなんかない。それに、心のどこかで変な期待をしていた。告白されたことによって俺を一人の男として意識してくれるんじゃないかと思ったから。だからあいつが転校してから、敢えて俺からは連絡しなかった。駆け引きってやつだ。少しでも寂しいって感じてくれたらいいなって思ったから。
あいつのことは物心がついたときから好きだった。特別美人とかそんなんじゃねえけど、あいつは心が綺麗だから。それがすごく表に出てる。そんなところに惚れたんだと思う。
あいつと連絡を取らなくなってから一年ほど経っても、まだ俺ははなを忘れられなかった。何人かに告られたこともあったけど断る術しか知らない。やっぱり、振られたからって簡単に諦められるような軽い気持ちじゃねえし。他の奴と付き合ったら忘れられんのかって思ったけど、そんなことが可能なら今こんなに苦しんでねえよ。
「丸井くん、もしかしてまだはなちゃんのこと好きなの?」
「そ、俺って一途だろぃ?」
放課後教室に呼び出されたかと思うと、そこにいたのはスタイルもよくて美人な女。香水の匂いがきつくて正直気分が悪くなった。だけどそんなことぽろっと口にしたら面倒なことになるだろ?女ってのは面倒な生き物だし。あいつはもちろん、別だけど。そんなことをふと考えていると、その女が俺に寄り添うようにぴとりとくっついてきた。うわ、なにこいつ。
「でもさあ、家族愛だなんて言われたんでしょ」
「まあ…今はな」
「そこから恋愛対象になるわけないじゃん」
「そんなのわかんねぇだろ」
「それにそれは一途じゃなくて執着だよ。本人からしたら迷惑でしかないよ」
だから諦めなよ、と自分の髪を指にくるくると巻き付けながら上目使いで笑うこの女に吐き気がした。今まで自分に言い聞かせていたことを簡単に壊されてしまった。叶わない。そんなこと俺が一番よくわかってんだよ。
「じゃあ慰めてくれよ」
この可哀相な俺を。苛々ついでに、この女をめちゃくちゃに抱いてやった。
いつまで待ったって、どれだけ頑張ったって。
俺の恋は叶わないんだ。
