真っ赤な愛にくちづけ
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丸井くんと付き合いはじめて何日か経った頃。わたしたちは初めて彼と一緒に帰る約束をした。だからこうしてテニスコートから少し離れたベンチで彼の部活が終わるのを待っている。なんでも、女子の声援は気が散るので真田先輩によって見学は禁止されているんだとか。テニス部が人気だということは知っていたけれど、実際に練習を見に来たことはないからよく分からない。一体どれほどすさまじいものだったんだろう。
「お、はな先輩だ」
「あ、こんばんは」
「あいつ待ちかの」
「うん」
ベンチに座っていたわたしに向かって足音が近づいてきたから顔をあげると、仁王くんと切原くんがこちらに向かって歩いてきていた。あ、じゃあ丸井くんもそろそろ来るかな、なんて思いながらスマホを仕舞って立ち上がる。
「付き合うことになったんじゃろ?この間あいつ、嬉しそうに言いふらしてたぜよ」
「ほ、本当?」
「仁王!」
丸井くんの声がした方に顔を向けると、全力疾走でこっちに向かって走ってくる彼が見えた。かと思うと仁王くんに飛び付いて慌てた様子でああだこうだと言っていた。そして真っ赤になった顔でわたしの方をちらっと見ると、仁王くんと切原くんにじゃあまたな、と言ってわたしの元にやってきた。
「悪い、待たせて」
「ううん、時間経つの早かったし大丈夫だよ」
学校を出たあと、緊張して特に何も話すこともなく前を見ていると、すこし前の方を歩くカップルが目に入った。お互い幸せそうに目を見ながら話していて、もちろんきっちり手も繋ぎ合っていて。カップルってやっぱりああいう感じが普通なんだよね…?いいなあ、わたしもいつかあんな風になるのかな。
「おい、まだ信号赤だろ!」
「え、あ、ほんとだ…」
いきなりぐっと腕を掴まれたかと思うと、後ろに引き寄せられた。丸井くんの言葉に顔をあげるといつの間にかたどり着いた横断歩道の信号はまだ赤のまんまで、車がびゅんびゅん行き交っていた。考え事しすぎちゃったかな。
「ん」
「え…?」
「危ねえから手繋ぐぞ」
「わっ」
風に晒されていた手がいきなり丸井くんの手によって包まれた。おっきい。あたたかい。男らしい。ううん、何よりもまず、愛おしい。一方的に握られていたままだったけど、わたし勇気を出して丸井くんの手をぎゅっと握り返した。少しずつでいいから、丸井くんにもっともっと近づけたらいいなって思う。
いつかはわたしたちも
自然と恋人繋ぎが出来たらいいなあ、なんて思います
「お、はな先輩だ」
「あ、こんばんは」
「あいつ待ちかの」
「うん」
ベンチに座っていたわたしに向かって足音が近づいてきたから顔をあげると、仁王くんと切原くんがこちらに向かって歩いてきていた。あ、じゃあ丸井くんもそろそろ来るかな、なんて思いながらスマホを仕舞って立ち上がる。
「付き合うことになったんじゃろ?この間あいつ、嬉しそうに言いふらしてたぜよ」
「ほ、本当?」
「仁王!」
丸井くんの声がした方に顔を向けると、全力疾走でこっちに向かって走ってくる彼が見えた。かと思うと仁王くんに飛び付いて慌てた様子でああだこうだと言っていた。そして真っ赤になった顔でわたしの方をちらっと見ると、仁王くんと切原くんにじゃあまたな、と言ってわたしの元にやってきた。
「悪い、待たせて」
「ううん、時間経つの早かったし大丈夫だよ」
学校を出たあと、緊張して特に何も話すこともなく前を見ていると、すこし前の方を歩くカップルが目に入った。お互い幸せそうに目を見ながら話していて、もちろんきっちり手も繋ぎ合っていて。カップルってやっぱりああいう感じが普通なんだよね…?いいなあ、わたしもいつかあんな風になるのかな。
「おい、まだ信号赤だろ!」
「え、あ、ほんとだ…」
いきなりぐっと腕を掴まれたかと思うと、後ろに引き寄せられた。丸井くんの言葉に顔をあげるといつの間にかたどり着いた横断歩道の信号はまだ赤のまんまで、車がびゅんびゅん行き交っていた。考え事しすぎちゃったかな。
「ん」
「え…?」
「危ねえから手繋ぐぞ」
「わっ」
風に晒されていた手がいきなり丸井くんの手によって包まれた。おっきい。あたたかい。男らしい。ううん、何よりもまず、愛おしい。一方的に握られていたままだったけど、わたし勇気を出して丸井くんの手をぎゅっと握り返した。少しずつでいいから、丸井くんにもっともっと近づけたらいいなって思う。
いつかはわたしたちも
自然と恋人繋ぎが出来たらいいなあ、なんて思います
