真っ赤な愛にくちづけ
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「はあ、好きだなあ」
「……」
「なんであんなに可愛いんだろう…あ、もちろんかっこいいのもあるけど」
「……」
「彼女かー…」
丸井くんって今までに何人かと付き合ってたよね。その頃は自分とは関わりのない人って思ってたからそこら辺の情報はよく知らないけど、今になって後悔。どんな子と付き合ってきたんだろう。ちゃんと耳に入れておけばよかった。そんなことを考えながらぼうっとしていると、りなが突然わたしの目の前で両手をぱんと叩いた。はっとして我に返ると、呆れた顔をしてわたしを見つめる彼女。
「ねー、あんたもう丸井に告っちゃえば?」
「え、なな、何で!」
「だってあんたもう丸井に目がない感じだし」
「でもいくらなんでも早いような…」
「期間なんか関係ないよ。好きなんでしょ?」
「それは、まあ…」
でもわたしは丸井くんを好きになってまだ数ヶ月しか経ってない。仲良くなったつもりでいても、わたしはまだまだ彼のことを何も知らないんだ。そんな感じで好きだって言っちゃってもいいの?数ヶ月で俺の何が分かるんだよとか思われるんじゃないだろうか。みんなはどうなんだろう。好きになってどれぐらい経ったら告白するの?
「まあ、焦らなくてもいっか」
「え?」
「言いたくてたまらなくなるときが来るよ、絶対」
にやにやしながら言ったりなの意味深な言葉を理解しようと思ったけど、よく分からなかったから考えるのはやめた。友達は席を立ち上がってジュースを買いに行くために自販機へと向かった。わたしがまた考え事によって意識を手放しかけたとき、少し遠くの方からわたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。ドアの方を見るとそこには丸井くんがいて、思わず勢いをつけて立ち上がってしまった。
「ど、どうしたの?」
丸井くんがわたしに向かって手でちょいちょいとこっち来いのジェスチャーをしたので慌ててドアの方へ向かった。丸井くんは廊下の窓がある壁に凭れて、わたしの目の前にパンの袋を見せびらかした。あれ、前にもこんなことあったような。
「見ろ、これ!今日から新発売の三色メロンパン!」
「め、メロンパン…」
「三色メロンパンなんかみたことねえよな!お前と食べようと思って持ってきた」
「え…」
うわ、やばい。今すごく心臓掴まれた。話の内容は色気とは程遠いけど、丸井くんの笑顔がかわいすぎる。さっきまで丸井くんの話をしていたからか、話せただけでも嬉しいのに、こんな笑顔は反則だ。なんだろう、今、すごく言ってしまいたい気がする。
「好き」
「は?」
「え?」
わたしと丸井くんがそれぞれに間抜けな声を出したのはほぼ同時だった。丸井くんは驚いたような顔でわたしを見て、その表情にわたしもまた驚いてしまう。え、わたし今なんて言った?
「わたし今なんて言いました?」
「好きって…」
「え、う、うそ!」
何言ってんの、わたし!こんな人のたくさんいる廊下っていうムードのかけらもない場所で。三色メロンパンを一緒に食べようっていう時に。告白という言葉がまったく合わない今の状況に、一気に頭の中が真っ白になってしまった。
「いや、ちが、ちがうの!」
「ちげえの?」
「ち、ちがくない!ちがくない、けど…!」
「じゃあどういうこと?」
「あ、あの、わたしと、つ、付き合ってくれませんか!」
混乱しきった結果が、これ。さっきの無意識な告白を否定するどころか、大声で付き合ってください宣言。廊下で話をしていた人や通りかかった人たちの視線が一気にわたしたちに注目して、それと同時にわたしの顔の熱はすぐに上昇した。その時に気付いた、自分の言葉の重大さ。こんなところで振られたら、きっと同情の嵐が巻き起こるんだろう。丸井くんはというと、ぽかんと口を開けてわたしを見ていた。かとおもうと、彼の口元がふっと緩む。
「いいぜぃ」
「え…」
「お前おもしれえし」
丸井くんと付き合えることになったんだという事実はなかなか頭の中に入ってこなかった。彼はそんなわたしの肩を抱くと、俺ら付き合うことになったからよろしく!と周りの人たちに堂々と発表していたのだった。
身を乗り出した感情
周りの歓声や悲鳴は、わたしの頭の中には届かなかったのでした
「……」
「なんであんなに可愛いんだろう…あ、もちろんかっこいいのもあるけど」
「……」
「彼女かー…」
丸井くんって今までに何人かと付き合ってたよね。その頃は自分とは関わりのない人って思ってたからそこら辺の情報はよく知らないけど、今になって後悔。どんな子と付き合ってきたんだろう。ちゃんと耳に入れておけばよかった。そんなことを考えながらぼうっとしていると、りなが突然わたしの目の前で両手をぱんと叩いた。はっとして我に返ると、呆れた顔をしてわたしを見つめる彼女。
「ねー、あんたもう丸井に告っちゃえば?」
「え、なな、何で!」
「だってあんたもう丸井に目がない感じだし」
「でもいくらなんでも早いような…」
「期間なんか関係ないよ。好きなんでしょ?」
「それは、まあ…」
でもわたしは丸井くんを好きになってまだ数ヶ月しか経ってない。仲良くなったつもりでいても、わたしはまだまだ彼のことを何も知らないんだ。そんな感じで好きだって言っちゃってもいいの?数ヶ月で俺の何が分かるんだよとか思われるんじゃないだろうか。みんなはどうなんだろう。好きになってどれぐらい経ったら告白するの?
「まあ、焦らなくてもいっか」
「え?」
「言いたくてたまらなくなるときが来るよ、絶対」
にやにやしながら言ったりなの意味深な言葉を理解しようと思ったけど、よく分からなかったから考えるのはやめた。友達は席を立ち上がってジュースを買いに行くために自販機へと向かった。わたしがまた考え事によって意識を手放しかけたとき、少し遠くの方からわたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。ドアの方を見るとそこには丸井くんがいて、思わず勢いをつけて立ち上がってしまった。
「ど、どうしたの?」
丸井くんがわたしに向かって手でちょいちょいとこっち来いのジェスチャーをしたので慌ててドアの方へ向かった。丸井くんは廊下の窓がある壁に凭れて、わたしの目の前にパンの袋を見せびらかした。あれ、前にもこんなことあったような。
「見ろ、これ!今日から新発売の三色メロンパン!」
「め、メロンパン…」
「三色メロンパンなんかみたことねえよな!お前と食べようと思って持ってきた」
「え…」
うわ、やばい。今すごく心臓掴まれた。話の内容は色気とは程遠いけど、丸井くんの笑顔がかわいすぎる。さっきまで丸井くんの話をしていたからか、話せただけでも嬉しいのに、こんな笑顔は反則だ。なんだろう、今、すごく言ってしまいたい気がする。
「好き」
「は?」
「え?」
わたしと丸井くんがそれぞれに間抜けな声を出したのはほぼ同時だった。丸井くんは驚いたような顔でわたしを見て、その表情にわたしもまた驚いてしまう。え、わたし今なんて言った?
「わたし今なんて言いました?」
「好きって…」
「え、う、うそ!」
何言ってんの、わたし!こんな人のたくさんいる廊下っていうムードのかけらもない場所で。三色メロンパンを一緒に食べようっていう時に。告白という言葉がまったく合わない今の状況に、一気に頭の中が真っ白になってしまった。
「いや、ちが、ちがうの!」
「ちげえの?」
「ち、ちがくない!ちがくない、けど…!」
「じゃあどういうこと?」
「あ、あの、わたしと、つ、付き合ってくれませんか!」
混乱しきった結果が、これ。さっきの無意識な告白を否定するどころか、大声で付き合ってください宣言。廊下で話をしていた人や通りかかった人たちの視線が一気にわたしたちに注目して、それと同時にわたしの顔の熱はすぐに上昇した。その時に気付いた、自分の言葉の重大さ。こんなところで振られたら、きっと同情の嵐が巻き起こるんだろう。丸井くんはというと、ぽかんと口を開けてわたしを見ていた。かとおもうと、彼の口元がふっと緩む。
「いいぜぃ」
「え…」
「お前おもしれえし」
丸井くんと付き合えることになったんだという事実はなかなか頭の中に入ってこなかった。彼はそんなわたしの肩を抱くと、俺ら付き合うことになったからよろしく!と周りの人たちに堂々と発表していたのだった。
身を乗り出した感情
周りの歓声や悲鳴は、わたしの頭の中には届かなかったのでした
