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外の空気も少し冷たくなってくる頃。そんな季節に我が中学は文化祭を開催します。中学最後の文化祭、みんなは出し物何にしようかと、とにかく楽しそうに見える。わたしはというとそれよりもただただ眠気に誘われて、みんなのがやがやした話し声を子守歌に夢の中へと旅立ったのであった。それが間違いだったということも知らずに。
次に目を開けたときには、目の前の黒板には、劇「白雪姫」と書かれていた。あー、白雪姫なんてまたベタな。まあわたしには関係のないことだけれど。ふと視界に入ったのは配役が書かれた箇所。王子様役、丸井だって!似合わなさすぎでしょ、これ。と心の中で最大限に馬鹿にしていると、白雪姫と書かれた文字の下にわたしの名前を見つけて、思わずあげそうになった声を押さえようと自身の手で口を塞いだ。そして向かうは教壇に立つ担任のもと。
「先生、なんでわたし白雪姫なんですか?そして王子が丸井ってところに激しく異議ありです!」
「何度起こしても起きないお前達が悪い」
「わたしたち、犬と猿の仲なんです」
「おー、犬猿な」
「ラブシーンなんて絶対有り得ません!」
だって白雪姫ってあれだよね。白雪姫が毒りんご食べて倒れちゃって最後には王子様のあつ〜いキス(重要)で目覚めるっていう。まあ中学生の文化祭なんだからもちろんするふりだろうけど、無理無理。丸井に向かって「愛してます王子様」とか言えない!大乱闘になっちゃうって。
「ちょうどはな肌白いし良いよねってなってたのよ」
「何そのくだらない理由」
「丸井くんは王子様っぽいしさー。いいな、あんた羨ましいよ」
あれのどこが王子様?そして羨ましいなら変わってくれ。どうせみんな面倒だからってわたしに押し付けたんでしょうに。でも寝てたのはわたしだからこれ以上何も言えない。あとはどうか丸井が目覚めたあとに王子役降りることを願うばかりだ。そんなことを考えながらぶつぶつ言っていると、すぐ後ろから間抜けな声が聞こえてきた。
「ふあ~あ。よく寝た」
「お前王子役だって。頑張れよ」
「は?王子?役柄まで天才的だな俺は」
あははと笑いながら黒板を見た彼の動きはおもしろいほどにぴたりと止まった。黒板に書かれた文字とわたしを交互に見ては目を擦って瞬きを繰り返す。どんな典型的な驚き方なんだ。
「…お前が白雪姫?色気のかけらもねーくせに笑わせんなよなー」
「わたしはあなたから王子気質を全く感じ取れません」
「あーあ、もっと美人で優しい奴がよかっ、いで!教科書5冊はやめろぃ!」
「あなたたち」
冷ややかな声に二人揃ってそっと振り返ると、この中学の演劇部の部長兼監督、その上我がクラスの学級委員長であるお方ががわたしたちのやり取りを冷ややかな目で見ていた。え、もしかしてこの人が監督するの?というか中学の文化祭のお遊びの劇で、監督なんて必要なの?
「あのね、私が中学で監督を出来るのもこれが最後なの。私、優勝を狙いたいの。何が言いたいか分かるわよね?」
「「はい。すみません」」
そんなこんなで、わたしたちの抵抗も虚しく、二人仲良く主役をすることになってしまいました。
次に目を開けたときには、目の前の黒板には、劇「白雪姫」と書かれていた。あー、白雪姫なんてまたベタな。まあわたしには関係のないことだけれど。ふと視界に入ったのは配役が書かれた箇所。王子様役、丸井だって!似合わなさすぎでしょ、これ。と心の中で最大限に馬鹿にしていると、白雪姫と書かれた文字の下にわたしの名前を見つけて、思わずあげそうになった声を押さえようと自身の手で口を塞いだ。そして向かうは教壇に立つ担任のもと。
「先生、なんでわたし白雪姫なんですか?そして王子が丸井ってところに激しく異議ありです!」
「何度起こしても起きないお前達が悪い」
「わたしたち、犬と猿の仲なんです」
「おー、犬猿な」
「ラブシーンなんて絶対有り得ません!」
だって白雪姫ってあれだよね。白雪姫が毒りんご食べて倒れちゃって最後には王子様のあつ〜いキス(重要)で目覚めるっていう。まあ中学生の文化祭なんだからもちろんするふりだろうけど、無理無理。丸井に向かって「愛してます王子様」とか言えない!大乱闘になっちゃうって。
「ちょうどはな肌白いし良いよねってなってたのよ」
「何そのくだらない理由」
「丸井くんは王子様っぽいしさー。いいな、あんた羨ましいよ」
あれのどこが王子様?そして羨ましいなら変わってくれ。どうせみんな面倒だからってわたしに押し付けたんでしょうに。でも寝てたのはわたしだからこれ以上何も言えない。あとはどうか丸井が目覚めたあとに王子役降りることを願うばかりだ。そんなことを考えながらぶつぶつ言っていると、すぐ後ろから間抜けな声が聞こえてきた。
「ふあ~あ。よく寝た」
「お前王子役だって。頑張れよ」
「は?王子?役柄まで天才的だな俺は」
あははと笑いながら黒板を見た彼の動きはおもしろいほどにぴたりと止まった。黒板に書かれた文字とわたしを交互に見ては目を擦って瞬きを繰り返す。どんな典型的な驚き方なんだ。
「…お前が白雪姫?色気のかけらもねーくせに笑わせんなよなー」
「わたしはあなたから王子気質を全く感じ取れません」
「あーあ、もっと美人で優しい奴がよかっ、いで!教科書5冊はやめろぃ!」
「あなたたち」
冷ややかな声に二人揃ってそっと振り返ると、この中学の演劇部の部長兼監督、その上我がクラスの学級委員長であるお方ががわたしたちのやり取りを冷ややかな目で見ていた。え、もしかしてこの人が監督するの?というか中学の文化祭のお遊びの劇で、監督なんて必要なの?
「あのね、私が中学で監督を出来るのもこれが最後なの。私、優勝を狙いたいの。何が言いたいか分かるわよね?」
「「はい。すみません」」
そんなこんなで、わたしたちの抵抗も虚しく、二人仲良く主役をすることになってしまいました。
