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「丸井ブン太?あー、わたし大っ嫌い」
「まあ一言で言えばムカつく奴だよな。誰って、たなかだよ」
いつからかなんて分からない。ただ、気が付けばこんな関係になっていた。ただそれだけのこと。
「なーにが天才的なんだか。自分に酔うのも大概にし…いた!」
昼休みに、丸井ブン太が試合中によくやる「妙技・なんとかかんとか」という時のポーズを真似ながら友達にそんなことを話していると、背後から頭にチョップを食らわされた。いや、チョップとかそんな生易しいものじゃない。あれは結構、本気だとおもう。
「俺に背中を向けるとは、間抜けな奴」
「…待て丸井ブン太ー!」
中学生活も残り数ヶ月。わたしには嫌いで嫌いで、それはもう嫌いで仕方ないやつがいる。部活でかっこつけちゃって、笑顔振り撒いて女子にきゃーきゃー言われて、ああいう男、本当に嫌い!3年になってからクラスが一緒になったところで、ゲームオーバーみたいなもの。頭にでっかい岩を落とされたような、そんな気分だった。
「あ、また騒がれてる」
「…そんないつものことじゃん」
放課後の教室からグラウンドを見渡すと、今日も元気良く走り回るテニス部員たちが目に入った。そしてフェンス越しには毎度おなじみファンの軍団たち。今はもう引退したらしいけど、特に元立海R陣の騒がれ方は半端ない。まさかファンクラブまで出来ちゃうとか、普通有り得ないよね?ここは芸能の世界でも何でもなくて、ただの健全な中学校だというのに。中でも丸井ブン太という奴は甘い物とかの食べ物が大好きらしくて、バレンタインとか調理実習とか、毎回毎回笑顔で女子から食べ物を貰ってる。それがなんだかわたしには媚びてるように見えてしまったりして。何アイドル気取りしてんのよって話。
「わたしはモテ男も大変だと思うけどなあ」
「どこが?全っ然楽しそうだけど」
文句を言いながらも奴を追い掛けてる自分の視線に嫌気がさした。嫌がらせかと思うほどに目立つあの赤い髪。わたしは深いため息を漏らしながらももうすぐ日が沈みそうな空へと顔をあげた。
「まあ一言で言えばムカつく奴だよな。誰って、たなかだよ」
いつからかなんて分からない。ただ、気が付けばこんな関係になっていた。ただそれだけのこと。
「なーにが天才的なんだか。自分に酔うのも大概にし…いた!」
昼休みに、丸井ブン太が試合中によくやる「妙技・なんとかかんとか」という時のポーズを真似ながら友達にそんなことを話していると、背後から頭にチョップを食らわされた。いや、チョップとかそんな生易しいものじゃない。あれは結構、本気だとおもう。
「俺に背中を向けるとは、間抜けな奴」
「…待て丸井ブン太ー!」
中学生活も残り数ヶ月。わたしには嫌いで嫌いで、それはもう嫌いで仕方ないやつがいる。部活でかっこつけちゃって、笑顔振り撒いて女子にきゃーきゃー言われて、ああいう男、本当に嫌い!3年になってからクラスが一緒になったところで、ゲームオーバーみたいなもの。頭にでっかい岩を落とされたような、そんな気分だった。
「あ、また騒がれてる」
「…そんないつものことじゃん」
放課後の教室からグラウンドを見渡すと、今日も元気良く走り回るテニス部員たちが目に入った。そしてフェンス越しには毎度おなじみファンの軍団たち。今はもう引退したらしいけど、特に元立海R陣の騒がれ方は半端ない。まさかファンクラブまで出来ちゃうとか、普通有り得ないよね?ここは芸能の世界でも何でもなくて、ただの健全な中学校だというのに。中でも丸井ブン太という奴は甘い物とかの食べ物が大好きらしくて、バレンタインとか調理実習とか、毎回毎回笑顔で女子から食べ物を貰ってる。それがなんだかわたしには媚びてるように見えてしまったりして。何アイドル気取りしてんのよって話。
「わたしはモテ男も大変だと思うけどなあ」
「どこが?全っ然楽しそうだけど」
文句を言いながらも奴を追い掛けてる自分の視線に嫌気がさした。嫌がらせかと思うほどに目立つあの赤い髪。わたしは深いため息を漏らしながらももうすぐ日が沈みそうな空へと顔をあげた。
