沫系
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「え、うそ!」
お風呂からあがって脱衣所に置いてあった携帯を何気なく開いてみると、思ってもみなかった人からのメールで、私は思わず小さく叫び声をあげてしまった。メールの相手はブン太からで、仁王と私たちの4人でトランプでもしないかって話。そのメールが届いたのは5分ほど前で、私は何も考えないですぐに行くと返事をした。急いで部屋着に着替えて部屋でテレビを見ていたりなちゃんにそのメールのことを伝えると、嬉しそうに「やったじゃん!」と笑ってくれた。ブン太と仁王の部屋は私たちのすぐ下の階らしくて、私たちは先生にバレないようにこっそりと教えてもらった部屋に向かった。
「失礼しまーす!」
「し、失礼します」
ブン太たちの部屋は私たちの部屋とは対象的に、ブン太のものであろうまだ開けられていないお菓子の袋がその辺に散らかっていた。どうやってこの量のお菓子を持って来たんだろうって不思議に思うくらい。
「お、早かったな。早速トランプやろーぜぃ」
「じゃあ、これを賭けて勝負じゃな」
「あ、てめ!それ俺のお菓子!」
仁王はブン太のお菓子を奪い取ると、負けんかったらいい話じゃ、と言ってブン太を丸め込むと、ブン太は俄然やる気になったようだった。元はといえばブン太のお菓子なんだから、変な話だけどね。トランプをし始めてからしばらくは私たちの声で賑わっていた。ブン太とこんなに近付いてもいいのかなって思ったけど、今はそんなことを考えないで楽しむことにした。後ろ向きにばかり考えていたらきっと幸せは逃げてしまうから。
「寝ちゃってる…」
どれぐらい時間が経っただろうか。さっきまで楽しそうに騒いでいたりなちゃんは気が付けば床でぐっすりと眠っていた。やれやれと呟いた仁王は、立ち上がったかと思うと彼女を横抱きにしてベッドへと寝かせた。さらっと紳士なことをするんだよね、この男は。
「すっかり夢の中じゃな」
「疲れたのかな。もうこんな時間だし」
気が付けば夜中の2時を回っていて、どのくらいトランプに夢中になっていたかということが分かる。トランプでこんなにも時間潰せるなんて…私たちある意味すごいかも。さすが中学生だ。変に感心していると、私と同じくじっと座っていたブン太がすっと立ち上がった。
「仁王、俺先風呂入ってくっから」
「はいよ」
あ、ブン太たちお風呂まだだったんだ。ブン太は鞄ごと担いでお風呂場へと消えていってしまった。その背中を追いかけるようにじっと見つめていると、仁王がわ私の前にどかりと座った。私もつられて仁王に向かい合って座る。
「楽しかったか?」
「うん、すっごく楽しかった。ありがとね、仁王」
「いや、俺は何もしとらんよ」
なんか初めに比べて、私の中での仁王のイメージ、180度変わったかも。詐欺師って呼ばれてるだけあって、絶対裏あるだろうな、とか思っちゃってたし。だけど今では、よく笑う普通の可愛い少年って感じ。こんなこと言ったらぶっ飛ばされそうだから絶対に言わないけど。
「瞼落ちてきとるぜよ」
「そんなこと、ない…」
せっかくブン太ともっと話せるかもしれないのに、こんなとこで寝てしまったら後で絶対後悔する。そう思いながらも、容赦なく襲ってくる睡魔を振り払うことは出来なかった。
のこり僅かなシンデレラ
彼をもっともっと好きになってしまう自分が怖い
お風呂からあがって脱衣所に置いてあった携帯を何気なく開いてみると、思ってもみなかった人からのメールで、私は思わず小さく叫び声をあげてしまった。メールの相手はブン太からで、仁王と私たちの4人でトランプでもしないかって話。そのメールが届いたのは5分ほど前で、私は何も考えないですぐに行くと返事をした。急いで部屋着に着替えて部屋でテレビを見ていたりなちゃんにそのメールのことを伝えると、嬉しそうに「やったじゃん!」と笑ってくれた。ブン太と仁王の部屋は私たちのすぐ下の階らしくて、私たちは先生にバレないようにこっそりと教えてもらった部屋に向かった。
「失礼しまーす!」
「し、失礼します」
ブン太たちの部屋は私たちの部屋とは対象的に、ブン太のものであろうまだ開けられていないお菓子の袋がその辺に散らかっていた。どうやってこの量のお菓子を持って来たんだろうって不思議に思うくらい。
「お、早かったな。早速トランプやろーぜぃ」
「じゃあ、これを賭けて勝負じゃな」
「あ、てめ!それ俺のお菓子!」
仁王はブン太のお菓子を奪い取ると、負けんかったらいい話じゃ、と言ってブン太を丸め込むと、ブン太は俄然やる気になったようだった。元はといえばブン太のお菓子なんだから、変な話だけどね。トランプをし始めてからしばらくは私たちの声で賑わっていた。ブン太とこんなに近付いてもいいのかなって思ったけど、今はそんなことを考えないで楽しむことにした。後ろ向きにばかり考えていたらきっと幸せは逃げてしまうから。
「寝ちゃってる…」
どれぐらい時間が経っただろうか。さっきまで楽しそうに騒いでいたりなちゃんは気が付けば床でぐっすりと眠っていた。やれやれと呟いた仁王は、立ち上がったかと思うと彼女を横抱きにしてベッドへと寝かせた。さらっと紳士なことをするんだよね、この男は。
「すっかり夢の中じゃな」
「疲れたのかな。もうこんな時間だし」
気が付けば夜中の2時を回っていて、どのくらいトランプに夢中になっていたかということが分かる。トランプでこんなにも時間潰せるなんて…私たちある意味すごいかも。さすが中学生だ。変に感心していると、私と同じくじっと座っていたブン太がすっと立ち上がった。
「仁王、俺先風呂入ってくっから」
「はいよ」
あ、ブン太たちお風呂まだだったんだ。ブン太は鞄ごと担いでお風呂場へと消えていってしまった。その背中を追いかけるようにじっと見つめていると、仁王がわ私の前にどかりと座った。私もつられて仁王に向かい合って座る。
「楽しかったか?」
「うん、すっごく楽しかった。ありがとね、仁王」
「いや、俺は何もしとらんよ」
なんか初めに比べて、私の中での仁王のイメージ、180度変わったかも。詐欺師って呼ばれてるだけあって、絶対裏あるだろうな、とか思っちゃってたし。だけど今では、よく笑う普通の可愛い少年って感じ。こんなこと言ったらぶっ飛ばされそうだから絶対に言わないけど。
「瞼落ちてきとるぜよ」
「そんなこと、ない…」
せっかくブン太ともっと話せるかもしれないのに、こんなとこで寝てしまったら後で絶対後悔する。そう思いながらも、容赦なく襲ってくる睡魔を振り払うことは出来なかった。
のこり僅かなシンデレラ
彼をもっともっと好きになってしまう自分が怖い
