王子様たちと甘いひとときを
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「い、た!いたたたた!ちょ、けんや!」
「何を一人でわーわー言うとんねん」
「ヘアゴム絡まった!取って、早く!」
「分かったから無理に引っ張んなって」
とある日曜日の謙也のお家の謙也のお部屋。それぞれのんびりと過ごしている中、たまにはいつもと違う髪型に挑戦してみよう、なんて試みたけれど。どうやらわたしにはそんな技術は備わっていなかったようだ。
ベッドにもたれながらテニスの雑誌を読んでいた謙也は、引っ張られる髪の痛みに泣き喚くわたしの後ろに回り込むと、器用かつ丁寧に絡まった髪を解いてくれた。うんうん、分かってる、謙也。髪は女の命だもんね。
「なにへらへらしてんねん。きもいぞお前」
「へへー、そう?」
「うわ、きも!」
だってだって髪の毛にあたる謙也の手があったかくて、心地良かったんだもん。するっと解けたゴムを外すと、型のついた髪を指で解かしてくれた。人に髪の毛を触られると眠くなるのは何故だろう。謙也に頭を撫ぜて貰えているような気がして思わず口元が緩んだ。
「ありがとう、謙也…って、ちょ…!」
「大人しいしとけ」
「ぎゃあっ、まっ…」
待ったはきかない、それが謙也くんのすごいところ。謙也くんはわたしの前髪をぐわし、と荒く掴み取ると、素早くおでこの上でくくりあげました。わ、器用だ。なんで女のわたしより綺麗にできるの?じゃ、なくて。おでこ全開にしたわたしはきっと間抜けな顔をしているに違いない。いくらなんでもそれだけは謙也に見られたくない。いくらわたしでもそのくらいの羞恥心は持ち合わせている。
「これ、いや!」
「急に洒落よう思ても無駄や。お前にはそのぐらいが妥当やっちゅーに」
「ひどい!早く取ってよ…痛っ…」
自分で外そうとしたってまた髪の毛が絡まって痛みが走った。解く方が簡単な筈なのになんでわたしにはそれすらできないんだろう。わたしが無理矢理外そうと一人もがいていると、いつの間にか目の前に謙也がいて、わたしの両頬をぐにゃ、と掴んだ。
「い、いはいっ!」
「喋れてへんぞ」
「らってけんやがっ」
謙也の腕を離そうともがいたけれど、まったく動じない。おでこ丸出しの上に両頬がびよーんって、やっぱり流石にこの状態のわたしは…!
「かわいい」
「…へ?」
「…一回で聞けや、あほ」
ぼんっと真っ赤になったわたしの顔はもっと間抜けになったに違いない。だって謙也がそんなこと言うなんて考えてもいなかったから。ぼけっとしているわたしの頬から指を離すと、謙也はまた気味悪そうにわたしを見遣った。今のは絶対謙也が悪いでしょ、確実に!
「ねえ、もう一回だけ言って!」
「…さっきは見間違えましたごめんなさい。やっぱりぶさいくやわ」
「違う!さっき可愛いって言ったのに!」
赤くなった両頬を摩りながら喚きつづけるわたしに謙也は降参したのか、ため息をついてまたわたしと向かい合ってくれた。
「分かった分かった。もっかいだけやからな、あほ」
「うわっ」
突然腕を引っ張られてぎゅうっと抱きしめられると、耳元で謙也の低い声が聞こえた。なんか余計な言葉まで聞こえてきた気がするけど、そんなことも忘れてしまうほどに謙也のテノールの声はとても甘かった。
「うう…ずるいよ…」
「何がやねん」
「わたしばっかりドキドキしてる」
「俺もや、あほ」
わたしはいつだって泣きそうなくらいに謙也が好きだ。同じくらい愛されたいと思うのは我儘なことだろうか。謙也の胸に顔を押し付けると、確かに彼の鼓動が聞こえて思わず涙が出そうになる。
「…お前まさか泣いてへんよな?」
「泣いて、ない」
「もー、手のかかるやっちゃなー」
「これは、嬉しくて、だもん」
謙也はわたしを解放すると、わたしの剥き出しになったおでこにちゅっと短いキスをした。それだけでわたしの不安は少し満たされる。だけどわたしは少し物足りなくて、謙也の唇に自分のそれを重ねて、すぐに離れた。わたしからキスすることなんて滅多にないから、意外そうに顔を真っ赤にした謙也につられてわたしも頬に熱を持つ。
「お前…っ」
「なんで謙也が赤くなるの」
何故か怒り気味の謙也に疑問が浮かぶ。ここは「可愛いやつやなぁ、よしよし」。こんな反応が普通なのではないのだろうか。
「け、謙也さん?怒ってる…?」
「こっちは我慢しといたったのに…こんなんで満足する思ってへんよな?」
「え、うわっ!」
謙也にまたも腕を引かれたと思うと、今度は彼の腕の中ではなくてベッドの上。どうやら何か変なスイッチを押してしまったらしい。だけど全然いやじゃない。今のわたしはどうやらかなり貪欲らしい。謙也の顔が近付いてきて、先ほどよりも深く長いキスが繰り返されたところでわたしは自分の今の髪型を思い出した。
「あ、髪の毛っ、ゴム外して!」
「あかん、そのままや。お前が悪いんやからな」
「これは流石に嫌!」
そんなわたしの抵抗も虚しく、器用に、そしてスピーディーにわたしの着ている服が脱がされていった。どうやら今日は虚しくもおでこ丸出しプレイが繰り出されるようだ。
20260327
「何を一人でわーわー言うとんねん」
「ヘアゴム絡まった!取って、早く!」
「分かったから無理に引っ張んなって」
とある日曜日の謙也のお家の謙也のお部屋。それぞれのんびりと過ごしている中、たまにはいつもと違う髪型に挑戦してみよう、なんて試みたけれど。どうやらわたしにはそんな技術は備わっていなかったようだ。
ベッドにもたれながらテニスの雑誌を読んでいた謙也は、引っ張られる髪の痛みに泣き喚くわたしの後ろに回り込むと、器用かつ丁寧に絡まった髪を解いてくれた。うんうん、分かってる、謙也。髪は女の命だもんね。
「なにへらへらしてんねん。きもいぞお前」
「へへー、そう?」
「うわ、きも!」
だってだって髪の毛にあたる謙也の手があったかくて、心地良かったんだもん。するっと解けたゴムを外すと、型のついた髪を指で解かしてくれた。人に髪の毛を触られると眠くなるのは何故だろう。謙也に頭を撫ぜて貰えているような気がして思わず口元が緩んだ。
「ありがとう、謙也…って、ちょ…!」
「大人しいしとけ」
「ぎゃあっ、まっ…」
待ったはきかない、それが謙也くんのすごいところ。謙也くんはわたしの前髪をぐわし、と荒く掴み取ると、素早くおでこの上でくくりあげました。わ、器用だ。なんで女のわたしより綺麗にできるの?じゃ、なくて。おでこ全開にしたわたしはきっと間抜けな顔をしているに違いない。いくらなんでもそれだけは謙也に見られたくない。いくらわたしでもそのくらいの羞恥心は持ち合わせている。
「これ、いや!」
「急に洒落よう思ても無駄や。お前にはそのぐらいが妥当やっちゅーに」
「ひどい!早く取ってよ…痛っ…」
自分で外そうとしたってまた髪の毛が絡まって痛みが走った。解く方が簡単な筈なのになんでわたしにはそれすらできないんだろう。わたしが無理矢理外そうと一人もがいていると、いつの間にか目の前に謙也がいて、わたしの両頬をぐにゃ、と掴んだ。
「い、いはいっ!」
「喋れてへんぞ」
「らってけんやがっ」
謙也の腕を離そうともがいたけれど、まったく動じない。おでこ丸出しの上に両頬がびよーんって、やっぱり流石にこの状態のわたしは…!
「かわいい」
「…へ?」
「…一回で聞けや、あほ」
ぼんっと真っ赤になったわたしの顔はもっと間抜けになったに違いない。だって謙也がそんなこと言うなんて考えてもいなかったから。ぼけっとしているわたしの頬から指を離すと、謙也はまた気味悪そうにわたしを見遣った。今のは絶対謙也が悪いでしょ、確実に!
「ねえ、もう一回だけ言って!」
「…さっきは見間違えましたごめんなさい。やっぱりぶさいくやわ」
「違う!さっき可愛いって言ったのに!」
赤くなった両頬を摩りながら喚きつづけるわたしに謙也は降参したのか、ため息をついてまたわたしと向かい合ってくれた。
「分かった分かった。もっかいだけやからな、あほ」
「うわっ」
突然腕を引っ張られてぎゅうっと抱きしめられると、耳元で謙也の低い声が聞こえた。なんか余計な言葉まで聞こえてきた気がするけど、そんなことも忘れてしまうほどに謙也のテノールの声はとても甘かった。
「うう…ずるいよ…」
「何がやねん」
「わたしばっかりドキドキしてる」
「俺もや、あほ」
わたしはいつだって泣きそうなくらいに謙也が好きだ。同じくらい愛されたいと思うのは我儘なことだろうか。謙也の胸に顔を押し付けると、確かに彼の鼓動が聞こえて思わず涙が出そうになる。
「…お前まさか泣いてへんよな?」
「泣いて、ない」
「もー、手のかかるやっちゃなー」
「これは、嬉しくて、だもん」
謙也はわたしを解放すると、わたしの剥き出しになったおでこにちゅっと短いキスをした。それだけでわたしの不安は少し満たされる。だけどわたしは少し物足りなくて、謙也の唇に自分のそれを重ねて、すぐに離れた。わたしからキスすることなんて滅多にないから、意外そうに顔を真っ赤にした謙也につられてわたしも頬に熱を持つ。
「お前…っ」
「なんで謙也が赤くなるの」
何故か怒り気味の謙也に疑問が浮かぶ。ここは「可愛いやつやなぁ、よしよし」。こんな反応が普通なのではないのだろうか。
「け、謙也さん?怒ってる…?」
「こっちは我慢しといたったのに…こんなんで満足する思ってへんよな?」
「え、うわっ!」
謙也にまたも腕を引かれたと思うと、今度は彼の腕の中ではなくてベッドの上。どうやら何か変なスイッチを押してしまったらしい。だけど全然いやじゃない。今のわたしはどうやらかなり貪欲らしい。謙也の顔が近付いてきて、先ほどよりも深く長いキスが繰り返されたところでわたしは自分の今の髪型を思い出した。
「あ、髪の毛っ、ゴム外して!」
「あかん、そのままや。お前が悪いんやからな」
「これは流石に嫌!」
そんなわたしの抵抗も虚しく、器用に、そしてスピーディーにわたしの着ている服が脱がされていった。どうやら今日は虚しくもおでこ丸出しプレイが繰り出されるようだ。
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