お菓子大好き丸井くん
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映画館のような雰囲気を出すために、部屋を暗くしてカーテンもきっちり閉めて。はじめこそベッドにもたれて彼に寄り添って見ていたものの、映画に夢中になり始めたころには身を乗り出して集中しちゃってました。だってだってだって。こんな展開ってありなの?これって恋人同士の幸せな映画なんじゃないの?うわ、やばい、泣く。泣くよ、これ。
そんなわけで、始まって1時間弱経ったときには、部屋の中にはわたしの鳴咽が響き渡っていた。多分、一緒に映画を見ていた彼は、この鳴咽のせいでテレビから流れる台詞をほとんど聞き取れてないんじゃないかと思う。映画が終わると、ブン太は停止ボタンを押してから消えていた電気を付けた。
「お前、泣きすぎだろぃ」
「だって…、ひっく、まさか、彼氏が、っく、死んじゃうなんて、思って、なかっ…」
「わーかったから、とりあえず泣き止め、ほら」
ブン太はわたしが手に握っていたタオルを取ると、わたしの涙を乱暴にも丁寧に拭いてくれた。拭いても拭いても止まらない涙を見て、ブン太はわかりやすくも呆れたようにため息を漏らすけれど。わたしの友達が、丸井と一緒に見な、って言って貸してくれたDVD。だけど、内容はまったく知らなかった。ラブラブ円満なカップルがいろんな障害を乗り越えていく、とかいう類のやつじゃないの?なんで彼氏が病気になっちゃうの?
「つーか、タイトル見たら大体わかるだろぃ」
「だ、だいどる…?」
ブン太にDVDのケースを差し出されると、表紙にはシンプルな自体で、空に消える想い、と記されていた。そんなの見てなかったもん。それよりも、そのタイトルを見ただけでまた内容が思い出されて、涙腺が弱まる。そんなわたしに気付いたのか、ブン太はDVDを仕舞うと、なぜかわたしに向かって正座をした。
「なあ、どうしたら泣き止むんだよ?」
「っ、ぅー…」
責めるような言い方じゃなくて、子供をあやすような優しい声に、ついつい甘えてしまいそう。こんなに近くにいるのに、このちっぽけな距離さえいらないぐらい、ブン太がだいすきなんだよ。あんな映画を見てしまったから、亡くなってしまったあの主人公の恋人をブン太に重ねてしまう。もしブン太が死んじゃったら、なんて考えたくもないのが本音なのに。
「ご、ごめっ、ね…」
「別に謝んなくてもいいけど、まじで大丈夫か?」
泣いてる理由は、かなしい映画を見たから。ただそれだけのことなのに、ブン太はすごくやさしい。あの主人公とは違って、今わたしの傍にはブン太がいるんだと思うとその存在を確かめたくて、泣き止まないままに彼に抱き着いた。ふわっと甘い香りがして、その身体はとてもあたたかい。わたしはすごく幸せ者なんだとあらためて実感した。しばらくして背中にブン太の体温を感じたかとおもうと、やさしく頭を撫ぜられた。
「俺はずっとお前の傍にいっから。な?」
「…っ、うん」
これで満足?と言わんばかりに彼は笑いながら首を傾げた。あれ、なんか今日は変なかんじ。彼のこういう表情は今までに何回も見てきたはずなのに、今日はいつもとちがって見える。そういえば、これを貸してくれた友達の言ってたことは正しかったのかも。
当たり前のように2人は
ゆびきりの代わりにやくそくのキスをした
(恋人の大切さ、ぜったい身に染みるから!)
そんなわけで、始まって1時間弱経ったときには、部屋の中にはわたしの鳴咽が響き渡っていた。多分、一緒に映画を見ていた彼は、この鳴咽のせいでテレビから流れる台詞をほとんど聞き取れてないんじゃないかと思う。映画が終わると、ブン太は停止ボタンを押してから消えていた電気を付けた。
「お前、泣きすぎだろぃ」
「だって…、ひっく、まさか、彼氏が、っく、死んじゃうなんて、思って、なかっ…」
「わーかったから、とりあえず泣き止め、ほら」
ブン太はわたしが手に握っていたタオルを取ると、わたしの涙を乱暴にも丁寧に拭いてくれた。拭いても拭いても止まらない涙を見て、ブン太はわかりやすくも呆れたようにため息を漏らすけれど。わたしの友達が、丸井と一緒に見な、って言って貸してくれたDVD。だけど、内容はまったく知らなかった。ラブラブ円満なカップルがいろんな障害を乗り越えていく、とかいう類のやつじゃないの?なんで彼氏が病気になっちゃうの?
「つーか、タイトル見たら大体わかるだろぃ」
「だ、だいどる…?」
ブン太にDVDのケースを差し出されると、表紙にはシンプルな自体で、空に消える想い、と記されていた。そんなの見てなかったもん。それよりも、そのタイトルを見ただけでまた内容が思い出されて、涙腺が弱まる。そんなわたしに気付いたのか、ブン太はDVDを仕舞うと、なぜかわたしに向かって正座をした。
「なあ、どうしたら泣き止むんだよ?」
「っ、ぅー…」
責めるような言い方じゃなくて、子供をあやすような優しい声に、ついつい甘えてしまいそう。こんなに近くにいるのに、このちっぽけな距離さえいらないぐらい、ブン太がだいすきなんだよ。あんな映画を見てしまったから、亡くなってしまったあの主人公の恋人をブン太に重ねてしまう。もしブン太が死んじゃったら、なんて考えたくもないのが本音なのに。
「ご、ごめっ、ね…」
「別に謝んなくてもいいけど、まじで大丈夫か?」
泣いてる理由は、かなしい映画を見たから。ただそれだけのことなのに、ブン太はすごくやさしい。あの主人公とは違って、今わたしの傍にはブン太がいるんだと思うとその存在を確かめたくて、泣き止まないままに彼に抱き着いた。ふわっと甘い香りがして、その身体はとてもあたたかい。わたしはすごく幸せ者なんだとあらためて実感した。しばらくして背中にブン太の体温を感じたかとおもうと、やさしく頭を撫ぜられた。
「俺はずっとお前の傍にいっから。な?」
「…っ、うん」
これで満足?と言わんばかりに彼は笑いながら首を傾げた。あれ、なんか今日は変なかんじ。彼のこういう表情は今までに何回も見てきたはずなのに、今日はいつもとちがって見える。そういえば、これを貸してくれた友達の言ってたことは正しかったのかも。
当たり前のように2人は
ゆびきりの代わりにやくそくのキスをした
(恋人の大切さ、ぜったい身に染みるから!)
