汗も滴る王子様たち
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例えばいつか自分自身よりも大事に思える人が出来たとして、その人のことを自分のことみたいに大事に考えてあげられることが出来たら、って。幼いなりに考えてたことがあったっけ。多分、それはきっと今のことだとおもう。今日のこの日のことだって、わたしは自分のことみたいに嬉しい。彼が、生まれた日。きっと赤ちゃんの頃はみんなと同じでずっと泣いてて、可愛かったんだろうな。一体どこであんな俺様になっちゃったんだろうかなんて考えたけど、多分考えるだけ無駄だ。いくら考えたって、わからないこともあるから。
「景吾、誕生日おめでとう」
わたしが彼の目を見てそういうと、まるでその言葉は当たり前とでも言うようにふんと鼻を鳴らした。ありがとうなんて言葉、彼から聞くことはあるんだろうかなんて思ってしまう。こんな性格の景吾でも嫌にならない、寧ろどんどん彼にはまってしまう理由が、わたしも彼に愛されてるからだって自負してもいいんだよね?
「…それだけか?」
不満そうに眉を潜めた彼は、わたしの顎を人差し指と親指で掬い上げると、なにも返事をしないわたしの唇に噛み付くようなキスをした。濃厚なそれに意識を奪われながらも、頭の中で考えていたことは、すごくくだらないこと。景吾は多分、形のある何かを求めてるんだろうけど、わたしはそれが嫌だった。プレゼントなんて、学校でたくさんもらったんでしょ?他の子と同じなんて嫌だったから、意地でもプレゼントは用意しなかった。おかしいかな、わたし。
「けいご」
「あーん?」
「景吾に、わたしにしかあげられないもの、教えて?」
誘うように首筋にキスをすると、次の瞬間にはわたしの身体はソファーへと沈んだ。野性動物のような鋭い瞳は、わたしを捕らえて離さない。逃げられないって本能が叫んだけど、捕まえていてほしい、なんて。
「教えてやるよ。ただし今日は帰さねえからな?」
心だけじゃない。頭のてっぺんから足のつまさきまで、あなたを愛してる
┈┈┈┈┈┈┈
title by リッタ
「景吾、誕生日おめでとう」
わたしが彼の目を見てそういうと、まるでその言葉は当たり前とでも言うようにふんと鼻を鳴らした。ありがとうなんて言葉、彼から聞くことはあるんだろうかなんて思ってしまう。こんな性格の景吾でも嫌にならない、寧ろどんどん彼にはまってしまう理由が、わたしも彼に愛されてるからだって自負してもいいんだよね?
「…それだけか?」
不満そうに眉を潜めた彼は、わたしの顎を人差し指と親指で掬い上げると、なにも返事をしないわたしの唇に噛み付くようなキスをした。濃厚なそれに意識を奪われながらも、頭の中で考えていたことは、すごくくだらないこと。景吾は多分、形のある何かを求めてるんだろうけど、わたしはそれが嫌だった。プレゼントなんて、学校でたくさんもらったんでしょ?他の子と同じなんて嫌だったから、意地でもプレゼントは用意しなかった。おかしいかな、わたし。
「けいご」
「あーん?」
「景吾に、わたしにしかあげられないもの、教えて?」
誘うように首筋にキスをすると、次の瞬間にはわたしの身体はソファーへと沈んだ。野性動物のような鋭い瞳は、わたしを捕らえて離さない。逃げられないって本能が叫んだけど、捕まえていてほしい、なんて。
「教えてやるよ。ただし今日は帰さねえからな?」
心だけじゃない。頭のてっぺんから足のつまさきまで、あなたを愛してる
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title by リッタ
