お菓子大好き丸井くん
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俺が天才だとしたらあいつは間違いなくただの馬鹿。幼なじみでクラスメイトで俺の好きな奴。こんないろんな役目を果たしているはなは、とりあえず馬鹿なんだ。どこがっつったらそれはもうどこがどうとか言い切れねえぐらい。
「なあなあ」
「なにー」
「俺好きな奴いんだ」
「ふーん…って、ええ!?」
自分の席で漫画を読んでいたはなにさりげなく(いや、直球に)そう言ってみると、初めは漫画に夢中になっていたものの、話の内容を理解した途端それはそれはオーバーなリアクションを取った。やっぱり聞いた通り、女子って恋バナとか好きなんだな。つーかやっぱ気付いてなかったのかよぃ。鈍い奴。漫画ばっか見る前にもっと現実を見ろっつの。
「そんなの初耳だよ!なんでもっと早く言ってくれなかったの!」
「なんでって…んなポイポイ話すことでもな…」
「で、だれだれ!?」
いやいや、周り見えてなさすぎだろぃ。俺の話も聞く気があるのかないのか。いつのまにか漫画は彼女の机に放り投げられていた。なに、その臨戦体制。俺まだ告白するほど心の準備とか整ってねんだけど、なんかこいつかなり深くまで突っ込んできそうだな。ま、そんときはそんときか。
「誰かはまだ教えらんねーな」
「えー…じゃあどんな子!?当てるから!」
「とりあえずそいつは馬鹿。すっげー鈍感」
「へーえ。じゃあ大人しめな子なのかな?そういう子って鈍感そうだし」
大人しいイコール鈍感っていう方程式はどこから来たんだよ。まあ確かに大人しい奴ってのは恋愛面では色々と疎そうだけどよ。馬鹿 イコール鈍感っていうのには成り立たねえのかな。
「んでから家が近い(つーか隣だけど)」
「お、いい環境じゃないか」
「で、同じクラス」
「え…同じクラスなの!?ブン太が頑張ってんのに気付かないとか…その人馬鹿だねー」
「だから初めに言ったろぃ」
感心しながら言ってるけどその馬鹿はお前だっつーの。あー、言ってやりてえ、けど。昼休みっつうこんなムードの欠片もない状態で告るとか嫌だし。だからと言ってムードのへったくれもないこいつをわざわざどっかに呼び出しても…、意味あんのかな。誰だろー、とクラスメイトの女子の顔眺めながらも必死に探り当てようとするはな。ま、一生掛かっても当たんねえだろうな、今んとこは。
「あ、わかった!」
「ふーん。誰?」
「言っちゃっていいの?ここ教室だけど言っちゃっていいの?」
「お前が小声で言や良い話だろぃ」
やたらと自信満々な表情に違和感を覚えた。え、なんでそんな自信満々なんだよ。当たるわけねえ。そう思いながらもまじで俺の気持ちかバレたのかもしれないと思うと冷や汗が出て来た。
はななりに気を遣っているのか、俺に耳打ちをして言った「俺の好きな奴」の名前を聞いて椅子からずり落ちそうになったのは言うまでもない。
「…は?」
「仁王なんでしょ」
そう言って、仁王ならさっきブン太が言った条件にも当てはまるし、と納得してしまった。女子は誰にも当てはまらなかったのかよぃ。まあお前以外にはさっき言ったみたいな女いねえけどさ。だからってなんで仁王にたどり着いたわけ。
「地球が逆回転したとしても仁王だけは違うから」
「いいよいいよ、あたし、ちゃんと応援するから!」
「はあ…ちゃんと聞けって」
「あ、そうと決まったらさっそく仁王に…っ」
なんつーめでたいやつなんだこいつは…。勝手に盛り上がって仁王の所に行こうと立ち上がったはなの腕を咄嗟に引いた。こいつの勘違いが仁王に伝わったら余計にややこしいっつの。
「いたっ、なによー」
「な、俺の好きな奴知りたい?」
「だから、にお…っ」
またしても仁王と言おうとする彼女の唇にキスをしてやった。食いもんを食う時みたいに思いっきり。そしたらこいつももう何も言えねえと思ったから。教室の中では俺らを見てぎゃーぎゃー騒ぐ男女の声が五月蝿 い。ま、付き合ってもない俺らがこんなことしてたら騒ぐのは当たり前か。付き合ってたとしてもこいつらは騒ぐだろうけど。
「いい加減わかった?」
「……」
「おーい」
「…っ、何、今のっ…」
口元に手をあててそう言った彼女の顔は、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい真っ赤だった。人の話にはすっげえ詳しい癖に、やっぱり自分のこととなると鈍感。つーか馬鹿。
でも、そんな馬鹿を好きになった俺も、多分もっと大馬鹿野郎。
「なあなあ」
「なにー」
「俺好きな奴いんだ」
「ふーん…って、ええ!?」
自分の席で漫画を読んでいたはなにさりげなく(いや、直球に)そう言ってみると、初めは漫画に夢中になっていたものの、話の内容を理解した途端それはそれはオーバーなリアクションを取った。やっぱり聞いた通り、女子って恋バナとか好きなんだな。つーかやっぱ気付いてなかったのかよぃ。鈍い奴。漫画ばっか見る前にもっと現実を見ろっつの。
「そんなの初耳だよ!なんでもっと早く言ってくれなかったの!」
「なんでって…んなポイポイ話すことでもな…」
「で、だれだれ!?」
いやいや、周り見えてなさすぎだろぃ。俺の話も聞く気があるのかないのか。いつのまにか漫画は彼女の机に放り投げられていた。なに、その臨戦体制。俺まだ告白するほど心の準備とか整ってねんだけど、なんかこいつかなり深くまで突っ込んできそうだな。ま、そんときはそんときか。
「誰かはまだ教えらんねーな」
「えー…じゃあどんな子!?当てるから!」
「とりあえずそいつは馬鹿。すっげー鈍感」
「へーえ。じゃあ大人しめな子なのかな?そういう子って鈍感そうだし」
大人しいイコール鈍感っていう方程式はどこから来たんだよ。まあ確かに大人しい奴ってのは恋愛面では色々と疎そうだけどよ。
「んでから家が近い(つーか隣だけど)」
「お、いい環境じゃないか」
「で、同じクラス」
「え…同じクラスなの!?ブン太が頑張ってんのに気付かないとか…その人馬鹿だねー」
「だから初めに言ったろぃ」
感心しながら言ってるけどその馬鹿はお前だっつーの。あー、言ってやりてえ、けど。昼休みっつうこんなムードの欠片もない状態で告るとか嫌だし。だからと言ってムードのへったくれもないこいつをわざわざどっかに呼び出しても…、意味あんのかな。誰だろー、とクラスメイトの女子の顔眺めながらも必死に探り当てようとするはな。ま、一生掛かっても当たんねえだろうな、今んとこは。
「あ、わかった!」
「ふーん。誰?」
「言っちゃっていいの?ここ教室だけど言っちゃっていいの?」
「お前が小声で言や良い話だろぃ」
やたらと自信満々な表情に違和感を覚えた。え、なんでそんな自信満々なんだよ。当たるわけねえ。そう思いながらもまじで俺の気持ちかバレたのかもしれないと思うと冷や汗が出て来た。
はななりに気を遣っているのか、俺に耳打ちをして言った「俺の好きな奴」の名前を聞いて椅子からずり落ちそうになったのは言うまでもない。
「…は?」
「仁王なんでしょ」
そう言って、仁王ならさっきブン太が言った条件にも当てはまるし、と納得してしまった。女子は誰にも当てはまらなかったのかよぃ。まあお前以外にはさっき言ったみたいな女いねえけどさ。だからってなんで仁王にたどり着いたわけ。
「地球が逆回転したとしても仁王だけは違うから」
「いいよいいよ、あたし、ちゃんと応援するから!」
「はあ…ちゃんと聞けって」
「あ、そうと決まったらさっそく仁王に…っ」
なんつーめでたいやつなんだこいつは…。勝手に盛り上がって仁王の所に行こうと立ち上がったはなの腕を咄嗟に引いた。こいつの勘違いが仁王に伝わったら余計にややこしいっつの。
「いたっ、なによー」
「な、俺の好きな奴知りたい?」
「だから、にお…っ」
またしても仁王と言おうとする彼女の唇にキスをしてやった。食いもんを食う時みたいに思いっきり。そしたらこいつももう何も言えねえと思ったから。教室の中では俺らを見てぎゃーぎゃー騒ぐ男女の声が
「いい加減わかった?」
「……」
「おーい」
「…っ、何、今のっ…」
口元に手をあててそう言った彼女の顔は、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい真っ赤だった。人の話にはすっげえ詳しい癖に、やっぱり自分のこととなると鈍感。つーか馬鹿。
でも、そんな馬鹿を好きになった俺も、多分もっと大馬鹿野郎。
