※ほとんど出てきません
初めまして僕。
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なんで俺は宝石達の制服を着て草原に居るんだろう。
さっきまで隔離病棟であろう病室で寝ていたと言うのに。
取り敢えず散策して、近くにあった水溜りを覗いてみることにした。
なんで俺の顔が初期フォスに成っているんだろう。
まぁ、どうせ夢だろうけど前より可愛くなったしいいか。
『…って良くない!!』
急なことに戸惑って尻餅をついた瞬間。
身体にパキッと亀裂が入る音がした。
御丁寧にちゃんと割れた感覚まである。
これでは本当に俺が初期フォスに成ってしまったことを信じざる負えないな。
少しばかり自分のことを思い出してみよう。
昔から俺は災難ばかりだった。
自慢じゃないが、俺の両親は毒親。
いや、両親だけじゃなく家族全体が毒に塗れている感覚だった。
その中でも一等酷かったのが母…いや、正確には祖母。
産みの親はヤるだけヤって俺のことを放置。
しまいには男を作って夜逃げ。
世間体が大事な俺の祖母は育ての親になることで凌いだ。
じゃあ孕ませた父親は何処だって話だけど、俺が産まれたって聞いて女を作って夜逃げしたよ。
祖母は簡単に言うと頭の堅い人だった。
正確には自分の思い通りにならないと駄目な人。
機嫌が悪いと手も上げるし、あの人のせいで身体はボロボロで不眠症と不感症も患った。
それでも俺は家族の期待に応えるべく頑張って勉強したし、それこそ褒められたかった。
でもあの人たちは褒めるどころか三桁満点の再生紙すら気に食わなかったらしい。
暴力の雨は止むことを知らなかった。
しまいに豪雨の中、外に締め出されたよ。
そして俺は耐えきれずに倒れた。
次に意識が浮上すれば其処は見知らぬ天井だった。
ふと身体を見れば無数の管が刺さっていて、身動きすら取れない状態。
誰も居ない病室であろうこの場所はきっと隔離病棟に違いない。
生活音も何も聞こえないから信憑性は高まるばかり。
「出来損ない」で「消えた方がマシ」な奴が独りでこの場所に居ることを知ればあの人達は笑うのだろうか。
そんなことを頭で考えるうちに脳内がとろんとしてきて、妙に眠気が襲ってきた。
今までにちゃんとした睡眠をとることの出来なかった俺は睡魔に任せて瞳を閉じた。
それがこの世界でした最後の呼吸だった。
『……ただの過労死かよ、阿呆過ぎるだろ俺』
思い出してみるものの、自分の阿呆さに呆れただけだった。
取り敢えず身体に亀裂の入った状態では下手したら割れる可能性もある。
取り敢えず、学校を探すべきなのだろうか。
ふらふらと立ち上がろうとした瞬間、またもや急激な眠気に襲われた。
いや、眠気に襲われ過ぎて最速、眠気なのか解らない。
眠気に抵抗することも出来ず、瞳を閉じた。
「ねぇねぇ、起きてよ僕〜」
誰だよ、こんなお気楽に俺を起こそうとしてるの。
心の中で文句を言いながら瞳を開ければ、其処には俺が成っているその人。
それもまぁ、何人も集まっている。
「ごめんね、沢山の僕に囲まれて驚いたかな」
『ぁ、いや、大丈夫だけども…』
目をぱちくりさせている俺を気遣ってか青髪の彼 __ ラピフォスと言うべきか。
ラピフォスが俺の頭を撫でてそう言った。
「此処はね、君の精神世界で僕達が君を此処に引き摺り込んだんだ」
『精神世界…?』
合金フォスの言った精神世界をオウム返しで答えてしまったが仕方ない。
非現実的なことが起きてるんだから戸惑うに決まってるだろ。
「僕達さ、疲れちゃったから君に後のことをお願いしたいんだ」
『でも俺がフォスじゃないって直ぐにバレるんじゃないの?』
「大丈夫、ある程度の補正は付けてあるから!!」
初期フォスが愛らしい笑顔でそう言った。
補正があっても無くてもバレると思うんだけどな。
「ノア、後はお願いね」
『なんで俺の名前知って…解ったよ、フォスフォフィライト』
悲しそうな顔をする三人に見つめられながら、俺の世界はまた暗転した。
さっきまで隔離病棟であろう病室で寝ていたと言うのに。
取り敢えず散策して、近くにあった水溜りを覗いてみることにした。
なんで俺の顔が初期フォスに成っているんだろう。
まぁ、どうせ夢だろうけど前より可愛くなったしいいか。
『…って良くない!!』
急なことに戸惑って尻餅をついた瞬間。
身体にパキッと亀裂が入る音がした。
御丁寧にちゃんと割れた感覚まである。
これでは本当に俺が初期フォスに成ってしまったことを信じざる負えないな。
少しばかり自分のことを思い出してみよう。
昔から俺は災難ばかりだった。
自慢じゃないが、俺の両親は毒親。
いや、両親だけじゃなく家族全体が毒に塗れている感覚だった。
その中でも一等酷かったのが母…いや、正確には祖母。
産みの親はヤるだけヤって俺のことを放置。
しまいには男を作って夜逃げ。
世間体が大事な俺の祖母は育ての親になることで凌いだ。
じゃあ孕ませた父親は何処だって話だけど、俺が産まれたって聞いて女を作って夜逃げしたよ。
祖母は簡単に言うと頭の堅い人だった。
正確には自分の思い通りにならないと駄目な人。
機嫌が悪いと手も上げるし、あの人のせいで身体はボロボロで不眠症と不感症も患った。
それでも俺は家族の期待に応えるべく頑張って勉強したし、それこそ褒められたかった。
でもあの人たちは褒めるどころか三桁満点の再生紙すら気に食わなかったらしい。
暴力の雨は止むことを知らなかった。
しまいに豪雨の中、外に締め出されたよ。
そして俺は耐えきれずに倒れた。
次に意識が浮上すれば其処は見知らぬ天井だった。
ふと身体を見れば無数の管が刺さっていて、身動きすら取れない状態。
誰も居ない病室であろうこの場所はきっと隔離病棟に違いない。
生活音も何も聞こえないから信憑性は高まるばかり。
「出来損ない」で「消えた方がマシ」な奴が独りでこの場所に居ることを知ればあの人達は笑うのだろうか。
そんなことを頭で考えるうちに脳内がとろんとしてきて、妙に眠気が襲ってきた。
今までにちゃんとした睡眠をとることの出来なかった俺は睡魔に任せて瞳を閉じた。
それがこの世界でした最後の呼吸だった。
『……ただの過労死かよ、阿呆過ぎるだろ俺』
思い出してみるものの、自分の阿呆さに呆れただけだった。
取り敢えず身体に亀裂の入った状態では下手したら割れる可能性もある。
取り敢えず、学校を探すべきなのだろうか。
ふらふらと立ち上がろうとした瞬間、またもや急激な眠気に襲われた。
いや、眠気に襲われ過ぎて最速、眠気なのか解らない。
眠気に抵抗することも出来ず、瞳を閉じた。
「ねぇねぇ、起きてよ僕〜」
誰だよ、こんなお気楽に俺を起こそうとしてるの。
心の中で文句を言いながら瞳を開ければ、其処には俺が成っているその人。
それもまぁ、何人も集まっている。
「ごめんね、沢山の僕に囲まれて驚いたかな」
『ぁ、いや、大丈夫だけども…』
目をぱちくりさせている俺を気遣ってか青髪の彼 __ ラピフォスと言うべきか。
ラピフォスが俺の頭を撫でてそう言った。
「此処はね、君の精神世界で僕達が君を此処に引き摺り込んだんだ」
『精神世界…?』
合金フォスの言った精神世界をオウム返しで答えてしまったが仕方ない。
非現実的なことが起きてるんだから戸惑うに決まってるだろ。
「僕達さ、疲れちゃったから君に後のことをお願いしたいんだ」
『でも俺がフォスじゃないって直ぐにバレるんじゃないの?』
「大丈夫、ある程度の補正は付けてあるから!!」
初期フォスが愛らしい笑顔でそう言った。
補正があっても無くてもバレると思うんだけどな。
「ノア、後はお願いね」
『なんで俺の名前知って…解ったよ、フォスフォフィライト』
悲しそうな顔をする三人に見つめられながら、俺の世界はまた暗転した。
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