実写版トランスフォーマー2007編
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そんなある日、ウィトウィッキー家に日本から荷物が届いた。
「刀夜ー!荷物届いてるわよー!」
ジュディに呼ばれてリビングまで走ってきた。
「荷物ですか?」
「日本から来てるから貴方の家族からじゃないかしら?」
ジュディは送ってきた先の住所を見る。
「そうかもしれないです、ジュディさん。ありがとうございます」
細長い荷物を持って二階へ上がる刀夜。家出したとはいえ、とりあえず現在の居場所を母には連絡してある。部屋の前で荷物が突っ返って中へ入れないでいた。音を聞き付けた隣の部屋のサムがドアから顔を出した。
「さっきから何の音?刀夜?」
「あぁ、悪かったサム。そっちの隅持ってくれないか?」
「いいけど(何が入ってるんだろ?)」
言われた通り、隅を持って荷物を縦にして部屋へ入れた。
「よし。ありがとさんサム」
軽く礼を言って刀夜は荷物の箱を開ける作業に入った。
「刀夜、何入ってるの?」
「さあ…?」
テープを剥がして、箱を開けた。ナイロンのクッションの上に綺麗な日本刀が入っていた。
「え?!なんで刀?」
サムが中身を見て驚いた。
「これは雨神家のもう1つの宝刀だな」
「宝刀!?これ刀夜の家の宝刀なの?」
サムは驚いて大きな声になっている。刀夜はサムに落ち着くように宥めた。
「一体どうやって送ってきたんだろ…?手紙だ」
日本刀についていた手紙を取った。
「なんて書いてあるの?」
サムは横から刀夜の呼んでいる手紙を見た。
“この宝刀は持ていなさい。いつか役に立ちます。母より”
「…って!大事な宝刀を簡単に送ってくるなよ!」
「重要なとこそこじゃないでしょ。他にも刀があるよ」
「ん?これは…ただの刀だな」
そういいながら、もう1つの刀を手に取る。刀夜は宝刀を手に取り抜こうとする。
「ふぬぬぬ…」
力を思い切り入れたが、中々抜けない。
「抜けないの?」
「なんだよこれ!全っ然抜けない」
ベッドの上に刀を投げ出した。
「宝刀かぁ… 刀夜の家はすごいね…」
「母の叔父さんが言うには雨神家の先祖が北極で見つけた金属で出来た刀だって」
「北極で?僕のご先祖と同じだね」
「へぇ…もしかして会ってたりして。そういえばさ、今度の学校の発表何にしたんだ?」
サムは部屋に案内して、杖に束ねていた紙を刀夜に見せた。
「何々?ウィトウィッキー隊長!?」
「知ってるの?」
「先祖…がこの隊に居たんだ」
驚いて声に詰まりながら刀夜は答えた。
「本当に?すごいことだよ!」
「あぁ…」
自分たちの先祖が同じ隊に居たなんて、偶然ではなくこれは必然に近かった。
刀夜はプリントを捲って行く。昔の新聞や、不思議な文字も書いてある。
「あ…れ…?」
不思議な文字を見ていると耳鳴りと頭痛が同時に襲ってきた。刀夜は片手で頭を抑える。
「刀夜?どうしたの?大丈夫っ?」
倒れかけた刀夜をサムが支えた。あまりの痛さに目を瞑ると、ビジョンが流れ込む。
綺麗な銀色の都市が戦場となり、燃え盛っていた。
「サム…」
サムにレポートを渡すと耳鳴りと頭痛が治まった。
「しんどかったぁ…」
そう呟きながら刀夜が目を擦った。サムは心配そうに聞いてくる。
「刀夜、本当に大丈夫?」
「あぁ、もう平気さ。悪かったな」
「それはいいんだけど…」
「大丈夫だって。レポート頑張れよー、じゃあな」
ひらひらと手を振って刀夜はサムの部屋を出ていった。
自室へ戻った刀夜は、箱を片付け刀をクローゼットへ隠した。
あの文字を見たときに流れたビジョンに懐かしさと悲しみを感じた。
「なんだったんだ…あれは…」
ベッドに腰掛けながら刀夜は呟いた。
「(そういえば…以前、母さんと一緒に行った祭りで有名な占い師に前世を占ってもらったことがあったけど…
『お、お主は…これから地球を揺るがす大きな事件に巻き込まれるであろう…。それはお主の前世にかかわることだ』
その時はよくわからなかったし、信じてもなかった。あの占いあたるのかなァー…)」
