実写版トランスフォーマー2007編
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6話
メガトロンからキューブを遠ざけるためにフーバーダムから近い、町に隠すことにした。
空軍への連絡は国防長官とシモンズ捜査官、グレンたちに任せて、軍人たちは装甲車に乗り込む。
「《ジャズ!》」
刀夜はチビトランスフォーマーを連れて変形したジャズに乗り込む。サムとミカエラはバンブルビーに乗り、すぐに出発する。
「《チビども、何か変形…って早ッ》」
短い時間で、チビトランスフォーマーはiPhone以外にインカムもスキャンしていて、刀夜の耳にくっついた。
『オプティマスに連絡だ刀夜!』
「《了解。オプティマス!聞こえるか》」
インカムを通して連絡を取る。
“聞こえている刀夜”
「《ここから一番近い町にキューブを持っていく!》」
『了解した、すぐに合流しよう』
通信が切れる。数分もしないうちにオプティマスたちが見えてきた。
サムの乗っているバンブルビーを守るように編隊を組む。
『ハイウェイに入ったな…』
ジャズが呟くと、iPadから音がなる。
『テキセッキン!』
iPadのトランスフォーマーが片言で喋る。
刀夜は後ろを振り返る。あの時のぱとかーと地雷除去車が入ってくる。
「《あれは…えっと…》」
古い記憶を呼び起こす。
『バリケードとボーンクラッシャー』
ジャズがそう教えてくれた。
「《そうだったな。で…やばくね?ジャズ》」
『やばい!』
ボーンクラッシャーが先にトランスフォームする。それを見たオプティマスもトランスフォームして、応じた。
「《オプティマス!》」
オプティマスは高いハイウェイからボーンクラッシャーと落ちていった。
「《ど、どうしよう…》」
慌てていて、何も思い付かない。
背後ではバリケードが追い上げてきて、ジャズの横につける。
『ベルキア!あの時はよくやってくれたな!殺してやる!』
どうやら動力プラントでのことを怒っているようだ。
「《お前が悪いんだろ…ぶわっ!》」
バリケードは体当たりしてくる。
『何しやがる!傷がつくだろ』
ジャズが怒って言い返した。
『フン、どうせ死ぬんだ。傷だらけにしてやる』
「《いらないサービスだ!》」
二人の抗議を無視してバリケードはトランスフォームし、鋭い指でジャズの車体を握りつぶそうとしてくる。刀夜の宝刀がカタカタと揺れている。
「《ジャズ!窓開けろ!》」
『何する気だっ』
「《いいから!》」
ジャズが窓を開ける。刀夜は宝刀を抜いて、窓から体を乗り出してバリケードの手を刀で突いた。
『…グオッ!貴様ら!』
バリケードが手をジャズから放したので、刀が刺さったままの刀夜はそのまま空中に投げ出されてしまった。
「《ちょっ…うわぁぁ!》」
車体からバリケードが放れたのでジャズはトランスフォームする。
バリケードが振り回すので、宝刀は抜けて刀夜は宙を舞った。
『刀夜!」
「《ジャズ!》」
刀夜は宝刀をジャズに投げる。
宝刀は空中でその大きさを変え始めた。
大きくなった宝刀はジャズの手にすっぽり収まった。
『バリケード!!』
一般の車を巻き込んでジャズはバリケードの腕を切り落とした。その間も刀夜は宙を舞っている。
『ジャズ!貴様ぁ!』
バリケードの片方の腕を宝刀で受け止める。ジャズはすぐにバリケードの足を崩した。
「《ま…マジで死ぬぅぅ!》」
態勢を崩したバリケードの背後に回って、スパーク目掛けて刀を突き刺した。
『ぐっ…!』
バリケードはその場に倒れ、ジャズはすぐに抜いて刀夜を手にキャッチした。
「《…うぅ…まだ飛んでる感じ》」
ジャズの手の中で刀夜は頭を抱えて言った。
『無事か、刀夜』
「《なんとか…》」
立ち上がり、ながらそう答える。刀夜の目にバリケードの亡骸が入ってきた。
「《…》」
『刀夜』
「《いや、何でもない…》」
刀夜は目を拭って答えた。ジャズには泣いているように見えた。
そんな彼らの頭上を一機のF22が飛んでいった。
宝刀がまた大きさを変えて今度は小さくなった。
ジャズと刀夜は顔を見合わせた。
「《宝刀の詮索は後にして…》」
『町に入るぞ』
ジャズはトランスフォームして、刀夜を乗せて、町へ走った。
