実写版トランスフォーマー2007編
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5話
青い空の下、建物の屋根の上でオートボットたちと刀夜が居た。
キューブの在処はオプティマスが眼鏡を調べた結果、現在の地点から370キロの地点にある。
そして… 刀夜がセクター7に呼ばれた理由は、これもオプティマスたちの調べによると、刀夜の先祖に関係していた。
北極に落ちたメガトロンに地球の金属じゃないものが刺さっていた。その金属が回収されて、何故か日本に流れてきてこの抜けない日本刀になった…という。
「《なるほど…それで呼ばれたのか》」
『両親から何か聞いていないのか?』
納得した刀夜にオプティマスが問う。
「《何も…ただ母親から宝刀としか聞いてない。父なら知ってただろうか…》」
『そもそも、その刀。抜けるのか?使っていなかったようだが』
アイアンハイドが宝刀を指す。
「《それがまったく抜けないんだ。何回試しても駄目だった》」
『地球の金属ではないからな、何か理由があるのかもしれん』
ラチェットが興味深そうに見る。
『わたしが抜いてみようか』
「《え、オプティマスが?》」
『無理だろ。大きさも違うし…』
やると言うオプティマスに刀夜は宝刀を渡す。
器用に指先を使って抜こうとするが、やはり駄目だった。
彼に返そうとした瞬間、刀が以前のように揺れた。
「《わっ、まただ!》」
『また?前にもあったのか』
刀夜の手のなかで揺れる刀を見たジャズが聞いた。
「《あのパトカー野郎と戦ったときもカタカタ揺れたんだ》」
『バリケードか?もしかしたら、ディセプティコンに反応しているのかもん』
オプティマスに言われ、なるほど、と刀夜は呟く。
『ということは、ディセプティコンが出動準備を始めたのか』
『奴らも在処を嗅ぎつけたのか』
ジャズの足元に立っている刀夜はオプティマスたちを見上げた。
「《バンブルビーはどうするんだ》」
『人間を傷つけずにバンブルビーを救い出すことはできない』
オプティマスの答えを聞いた刀夜が宝刀を叩きつけた。
「《何だよそれ!あいつを見殺しにするのか…ッ》」
『何故人間なんかを救うために戦う』
「《…なら俺が行く。あんたらが人間に手を出せないなら俺がバンブルビーを助け出す。これなら問題ないだろ。アンタたちがいかないなら一人でいく》」
刀夜はオートボットたちに背を向けた。少し考えていたオプティマスがその背に声をかけた。
『待ってくれ、刀夜。わたしにイイ考えがあるのだが』
オプティマスを振り返った刀夜はその言葉に嫌な予感がした。
