実写版トランスフォーマー2007編
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サムは前の席に、刀夜とミカエラは後ろの席に乗った。
車の中は静かな洋楽が流れていた。
「運転席座る?」
後部座席から顔を出しているミカエラにサムが聞いた。
「嫌よ、“彼”が運転してるもの」
「…じゃぁ、僕の膝に座る?」
「何で?」
「ここしかシートベルトないから。安全第一」
「わかったわ…」
ミカエラが移動してサムの膝に座った。
「シートベルトなんてうまい口実ね」
「どうも」
サムはどこかニヤニヤして答えた。
「オイコラ!俺がいること忘れてイチャイチャすんなよ」
「あ、ごめん刀夜。正直忘れてた」
「サム酷ッ」
ミカエラが車内をキョロキョロ見ていた。
「こんな超最先端のロボットがなんでおんぼろカマロに戻るわけ?」
「うわっ!」
急ブレーキをかけたせいで三人はバランスを崩しかけた。カマロは歩道で停まった。ドアが開く。後ろに車が詰まってきたので急いで降りた。
「あんなこと言うから四千ドルに逃げられちゃったよ」
サムは頭を抱えながら言い、刀夜は酔ったのか気分が悪そうだ。
「気持ち悪…」
「大丈夫?刀夜」
ミカエラが背中を擦ってくれる。
「ありがとう、大分楽になった。…おい…あれ…」
刀夜の目には新型のカマロが映る。おそらくミカエラの“オンボロ”発言を気にしたのだろう。
サムも嬉しそうに新型カマロに触れる。刀夜もさっそく乗り込む。
「刀夜、乗るの早ッ」
サムとミカエラも遅れて乗った。
―さあ、カマロ君の仲間に会いにいこうぜ!
