実写版トランスフォーマー2007編
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2話
「え、サム車買うの?」
リビングのソファーに座ってお菓子を食べている刀夜は隣に座っているサムを見た。
「まぁ…学校でAが取れたらだけどね」
「すごいじゃん頑張れよ。でもどうしたんだ?車なんて…まさかこれ?」
小指を立ててサムに見せた。彼は慌てて否定する。
「ち、違うよ!」
反応を見た刀夜は確信した。
「…以外とわかりやすい。そうか恋かァ、青春だねぇ」
「刀夜もまだ若いでしょっ。そういう刀夜は?付き合ってた人とか居たの?」
お菓子を1つ頬張って刀夜は答えた。
「居ねぇよ」
「えっ、居ないの?!」
「告られはしたけど、全部断った」
「断ったのか…(小さく なんか勿体ない」
「なんか言ったか?」
ボリボリお菓子を食べながら刀夜がサムを見た。
「い、いや…」
刀夜は立ち上がって食べおわったお菓子の袋をゴミ箱に捨てた。
「…そうだ、恋愛経験の無い俺だけど1つだけ言っといてやるよ。良い出会いをするには相手に理想を求めるより、自分をよく理解するほうが大事だからな」
「恋愛経験無いのに?」
サムに鋭いツッコミをされた刀夜は口を尖らせて言った。
「だから最初に言っただろーがっ。くっ、俺を置いて1人で青春しおって」
サムの隣に腰を下ろした刀夜は足を組んだ。
「そうか恋か…だからエロ本が部屋に隠されて居たのか」
「勝手に見たの!?」
「中身に興味はないけど、表紙なら見たっていいじゃないか」
「何?もしかして刀夜、貸してほしいの?」
「ばっか!!違うってっ。あんなの家で見つかったら確実に殺される」
「ばれないよ、お母さん今は居ないんだから」
「だーかーらー、見ないってば!」
明らかに動揺している刀夜を見たサムがからかう。
「やっぱ見たいんだ」
刀夜はサムの頭をわしづかみしてくしゃくしゃにする。
「サムのくせに俺をからかうのか!」
「や、やめっ! 刀夜~」
「まあ、頑張って彼女ゲットして来いよ~」
「刀夜に言われなくてもわかってるよ」
サムから手を離した刀夜は立ち上がり、二階への階段を上がる。
「恋?俺には無縁だな」
苦笑いしながら刀夜は呟いた。
