3話 幽霊の謎
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泣き疲れたライチはそのまま眠ってしまった。
ライチを、抱いたまま立ち上がる。月が大分傾いている。クロナやウルたちもモンスターボールに戻る。
「プラズマ団は幽霊を捕まえて何をしようとしていたのでしょうか…?」
ノボリが呟く。
「わからないが…とにかくあいつらには注意しないといけない」
俺はあの機械を見て答える。
機械はクダリのシビルドンが壊した。
「イズリが戻ってよかった」
クダリが俺を見て言う。ノボリも頷く。
「クロナが呼んでくださらなかったらどうなっていたか…」
「…俺も悪かった。でもあの少女、幽霊だったのかな…」
夜空を見上げるとあの少女がふわふわ浮いている。
「…ゆ、幽霊だっ」
クダリが驚いて一歩後退りする。
「ワンダーブリッジの幽霊とはあの方でございましたか」
ノボリも幽霊を見上げる。
『ありがとう…』
微かにそう聞こえたと思うと、少女はいつものように消えた。
「あんたたち!」
ぼうっと3人で幽霊を見送っていると、おばあさんが声をかけてきた。
「あんたたち、幽霊を見たのかい?」
そう問いかかけるおばあさんにノボリが答える。
「はい…消えてしまいましたが…」
「おばあさん、幽霊のこと知ってるの?」
今度はクダリが聞き返した。
「ワンダーブリッジができる前だよ、この近くでいつもケーシィと遊ぶ子がいたんだよ…」
おばあさんは少し黙り込む。
そんなに悲しい出来事だったのか…。
「……………あんなに元気だったのに…」
沈黙の後に、そう呟いた。
「その幽霊は、ポケモンだったのか人だったのかはわかりませんが…たぶんもう現れないと思いますよ」
俺の言葉の後にノボリが続く。
「彼女は笑っていましたから」
「そうか…笑っていたのか…」
おばあさんはそれを聞き、安心したように息をつき、俺たちに早く帰るようにと言い残して来た道を戻っていった。
「わたくしたちも帰りましょう。イズリも疲れたでしょうから」
「僕も徹夜で疲れた…」
「そうだな」
3人並んでライモンシティへ戻った。
