3話 幽霊の謎
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皆さん初めまして、私はイズリのエーフィ…ライチ。
初めまして、というか何度か会ってるけどね。
今は最近、ギアステーションに現れた謎の少女の真相と謎の集団を追ってイズリとワンダーブリッジに来ているの。
嫌な予感がするから行くなって行っているのにイズリはわかってくれない。
大事なイズリを放っておけないから…ワンダーブリッジまでついてきた。
橋のど真ん中でプラズマ団という集団が何かの機械を作動させようとしている…。
そこにはあの幽霊少女もいた。
「お前らやめろっ」
イズリが走って幽霊少女の前に出る。
「な、もう倒しただと!?」
ああ、さっきのメグロコ?あんなの秒殺よ。
「くっ…まだ作動しないのか!」
プラズマ団員が機械をいじっている。
今がチャンス。イズリが指示をくれようとしたら…
「好き勝手させてたまるか。“サイコ…」
イズリの言葉が止まり、機械が動き出した。
「危ない!!」
幽霊少女を庇うイズリにモンスターボールのあの光りが襲う。
『イズリ!』
彼の体が地面に倒れる前にサイコキネシスで衝撃を和らげる。幽霊少女はどこかへ消えた。何なのよあの女!
何度、体を揺さぶってもイズリは起きない。どうなってるの…!
毛を逆立て、プラズマ団を睨む。
「まずいぞ!まずいぞ!」「プラズママズイ!」「間違って人が入ってしまった!」
『何ワケわかんないこと言ってんの!』
そう叫んでも人間たちには聞こえない。それがもどかしいっ。
「とにかく何とかあの人間を…」
「エーフィは我々が頂こう」
「まずは捕獲だ」
団員が私に近づく。ほんとにやばいかも…。
『近づかないで!』
毛を逆立て最大限に威嚇する。
イズリのベルトについているモンスターボールが開き、ポケモンが出てくる。
大きな羽根を持つポケモン…ウルガモスのウルが火を吹いて阻止する。“かえんほうしゃ”か。
“ドラゴンクロー”で攻撃しているのは私の憎きライバルのクロナ。
むしタイプのは出てこないのね…根性なしめ。後は黒いポケモン…ブラッキーのラキ、アーマルドのライフルが奴らの逃げ道を塞いでいる。
『アタシは応援を呼びにいく』
クロナが飛び上がり、街へ飛んでいく。
悔しいけど今はあいつに任せるしかない。
『皆、あの機械を壊さないで。あれにはイズリが入っているかもしれない』
『何!主様が!』
ウルが驚いて振り向く。私はだから気をつけてと続けた。
イズリの頬を鼻でつつくがまったく起きる気配がない。
『どうしよう…イズリ…』
ずっとこのまま起きなかったらどうしよう…。
そんなことを思うと涙が出た。
そこへクロナがノボリとクダリを連れて戻ってきた。
「一体何がどうなっているのでしょう…」
「イズリ!」
クダリがイズリを見つけて、二人で駆け寄る。ノボリは倒れているイズリと、プラズマ団を交互に見ている。
「なるほど、少しですがわかりました」
私はノボリを見上げて、あの機械のことを必死で伝える。
「大丈夫ですよ、ライチ。まずはあのプラズマ団を何とかいたしましょう」
「僕も。イズリをこんな目に遭わせたあいつらを許せない」
二人がモンスターボールを構える。
「更にやばいぞ、サブウェイマスターまで来たぞ」
「こうなったらバトルするしか…」
ノボリたちを見て慌てる団員の目の前にあの幽霊少女が現れる。すると、機械がバチバチと音を立てている。
「あの幽霊は…噂の…」
クダリが幽霊を見て呟く。
機械が煙をあげ、あの光りがイズリにかかる。
「さ、作戦失敗だ!」「覚えてろっ」
団員たちは逃げて行く。ノボリもクダリも深追いはしなった。
「…う…うぅ…」
苦しそうな声がした。
「イズリ!」
「イズリ、ご無事ですか⁉︎」
二人が駆け寄る。イズリが起き上がる。
「…はあ!…ふぅ…。長い間息してない感じだ…」
「よかったぁ…」
クダリが安心してその場に座った。
「クダリと…ノボリ…ウルたちも…。あ!プラズマ団は!?」
「逃げていってしまいましたよ」
ノボリが答える。
「そうか…」
『イズリ!』
私が抱きつく。
「どうした?ライチ?泣いてんのか」
イズリが苦笑いしてる。
『それは泣くわよ!心配したんだから!』
そう叫んでもイズリたちには聞こえない。
私は彼の胸に顔を埋めて泣いた。
やれやれというように、イズリは頭を撫でてくれた。
