6話 カナワタウン車両基地奪還戦
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薄暗いシングルトレインの線路を駆け抜けていく。
走っていても電車には追い付かない。
「クロナ!出動!」
俺は飛んでいるクロナの背に飛び乗る。ライチは肩に必死にしがみついている。
「クダリ!」
手を伸ばして、クダリをクロナに背に乗せて二人乗りする。
「カブリアスで追い付くかな、カミカゼ」
「追い付いて見せる。クロナ、頼む!シングルトレインを追いかけて!」
クロナは一声鳴いて、スピードを、上げていく。
しばらく行くと、シングルトレインが見えてきた。
「ラキ!出動!“シャドーボール”」
モンスターボールから飛び出たラキは、“シャドーボール”を最後尾の車両に当てると大きな穴が開いた。
ラキをボールに戻してクダリと飛びうつる。
最後にクロナが電車に入ってきた。
「内部は問題ないみたいだね」
クダリが回りを見渡して言う。
「ああ。先頭車両まで行ってみよう!」
「そうだね、ノボリ兄さんが居るかもしれないから」
次の車両への扉を開く。すると、プラズマ団の手下が二人いた。
「プラズマ団!」
クダリが声を上げる。
「やっぱりお前らか!」
「まずい!サブウェイマスターが追い付いてきた!」
「こうなったら!」
モンスターボールを構える。あっちもやる気だな、なら俺たちも!
「クダリ、ダブルバトル。久しぶりにやるか」
「よろしくイズリ!…シビルドン!」
「クロナ!」
シビルドンは電気タイプ、クロナはドラゴンだけど地面タイプたから多少は耐えられる。
「行け!レパルダス!」「ズルック!」
なるほど…そう来るわけか。
「シビルドン!“ほうでん”」
「クロナ!“ドラゴンダイブ”」
クロナはズルックを威圧する。それに怯んだズルックは動けずに、体当たりを食らう。
シビルドン“ほうでん”はレパルダスに当たり、ズルックにも更にダメージを与える。
「“りゅうせいぐん”!」
ドラゴンタイプ、最強の技が降りかかり、敵は戦闘不能。
プラズマ団したっぱ二名を縛り上げて、手すりに繋いで次の車両へ。
したっぱを倒して、やっと先頭車両まで到達した。
「「ノボリ(兄さん!」」
二人でドアをぶち破り、ノボリを探す。
「イズリ、クダリ!無事でございましたか!」
振り向いたノボリの足元にはしたっぱが伸びてしていた。
「心配したぞノボリ!」
「ノボリ兄さん!大丈夫?」
「わたくしは大丈夫でございます。列車は全て停止させました」
「さっきもしたっぱが居たんだよ」
クダリの言葉に俺も頷く。
「そうでございましたか。イズリの言う通り、プラズマ団は仕掛けてきましたね」
「大丈夫、ボコボコしてやったぜ」
クロナが倒したプラズマ団を何人か引きずってきた。
「二人とも良いコンビネーションだったようですね」
「そうなんだ。すごくやりやすかったよ」
双子がそんな話をしている間に、俺は一人のしたっぱをライチの軽い“アイアンテール”で無理矢理起こす。
「おい、したっぱ!誰の差し金だ!ゲーチスか!今度はどんな作戦だっ」
「…バトルサブウェイを混乱させて、新しいトレインの建設を邪魔するのが作戦じゃないからなっ」
「正直にありがとう。…このままシングルトレインでカナワタウンに向かおう」
二人を振り向く。
「わかりました、カナワタウンですね」
「聞いてたよイズリ。カナワタウンにプラズマ団がいるんだね」
ノボリが運転席に向かい、コンピュータを操作する。
俺とクダリも運転席へのドアから中を覗く。
「「「カナワタウン行き、出発進行(です!」」」
