エピソード1 タタル渓谷からバチカル
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
2話 再会の歌
エンゲーブで辻馬車を降りたニッドは辺りを見渡す。
二人は辻馬車を見送っている。
譜銃剣を肩にかけ直して二人に向き直る。
「じゃあ、俺はこの辺で」
「あ、あの・・・髪飾りのこと・・・」
「気にするな。俺も手持ちはあれだけだったら。気をつけていくんだぞ」
少女が申し訳なさそうに声をかけたが、ニッドは爽やかに笑い軽く手を振って背を向け街の中へ歩いて行った。
「さてと・・・」
辺りを見渡してマルクトの兵を探すと向こうから兵士が一人歩いてきた。彼はニッドの居る師団の兵士なのでよく知っている。
ニッドの読み通り、彼らはここで休息を取るために立ち寄ったらしい。
兵士はニッドに気づき近づいてきて敬礼して言った。
「バーゼライド准将、任務お疲れ様です、カーティス大佐がお待ちです」
ニッドも敬礼して答えた。
「あぁ、わざわざありがとう。案内頼めるか」
「はっ、勿論であります」
ニッド兵士についてジェイドの待つ場所へと向かう。
案内されたのは入って来たのとは反対側の村の入口。
そこに兵士が何人か立っていた。その中に、髪の長いメガネをかけた軍人が立っている。
「師団長!ニッド・バーゼライド戻りました。只今から復帰します」
「お疲れ様です、副師団長待っていました。タルタロスはあちらです、報告は後ほど、まずは着替えてきてください」
「はい」
軽く一礼 して、同じ兵士に案内されてタルタロスへ歩き出した。
タルタロスの一室に入る。どうやらそこに自分の荷物があるらしい。
荷物と言えどそんなに多くはない。着ていた服を脱いで軍服に腕を通す。
壁に立てかけてある譜銃剣が光る。
「ノルン・・・」
『・・・あの二人のことが忘れられないだろう』
「何か引っかかるんだよな・・・今更仕方ないけど」
『また会いそうな気がする・・・』
ズボンのボタンを止めて、鏡を見て身なりを正す。
「よし行くぞノルン」
『うむ』
譜銃剣ノルンは答えるように光り、ニッドはノルンを担いで部屋を出、外で待っていた兵士についてタルタロスを出た。
