エピソード2 オアシスからグランコクマまで
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ダアトの教会に着くと、神託の盾本部に連れて来られた。同じような模様が続く廊下を歩いているとすれ違う神託の盾兵が話し出す。
「導師イオンとナタリア王女はどうした?」
「別の部屋においでる。しっかり見張るようにとのことだ」
「わかっている」
神託の盾兵は通り過ぎていく。ニッドは顔をしかめて前を歩く兵士に聞いた。
「イオンとナタリアもここにいるのか!?」
「貴方には関係ないことだ」
監獄に連れてこられる。兵士は立ち止まり、ニッドを牢屋に押し込んだ。
「ここで大人しくしていてください」
神託の盾兵は言い残し、鍵を閉めた。
「…」
兵士は質問には答えなかったが、ニッドは今ので十分わかった。2人を助けるにしても脱出の方法を考えなくてはならない。牢の中を見渡していると、監獄の入り口が物音がする。誰かがここへ入ってきた。
「!」
モースがニッドの牢の前で止まった。
「…これは大詠師殿も暇な人だな」
ニッドは嫌味を含めて言ったが、モースは涼しい顔をしている。
「貴方は始祖ユリアの実弟、預言の元に人々を繁栄に導くのが使命でしょう。どうぞ、教団へいらしてください」
ニッドはそんなモースに苛立ち、外方を向く。
「俺は過去の人間だ、今更教団を率いるなんて強制されてもお断りする。それに預言は、正しい道を歩むための道具であって、それを絶対なものとして生きるのはおかしい」
「何を仰られる…預言があれば世界は救われるのですぞ。そのためにもまずは預言通りに戦争を起こさなくてはならない」
「!そのためにナタリアとイオンを軟禁したのか…!」
「そうです。貴方にもここで大人しくしていただきますよ」
モースは踵を返して監獄を出て行く。それを追いかけようとしたが鉄格子に阻まれる。
「ナタリアをアクゼリュスで亡くなったことにして…キムラスカに義があると判断する気か!戦争なんて…させてたまるか…っ」
ノルンがジェイドたちを連れてきてくれる。なのでまずは、ナタリアとイオンを探すためにニッドは譜術で鉄格子を吹き飛ばした。
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