エピソード2 オアシスからグランコクマまで
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
14話 砂漠の下
オアシスに到着した瞬間、ルークが頭を抑えて崩れる。誘拐された時の後遺症じゃないかとガイは言う。
「ルーク様!大丈夫ですか!」
「しっかりして!」
ティアとアニスが駆け寄ってくる。
「ご主人様、大丈夫ですの!?」
ミュウまでもがそばに来ている。
落ち着いてきたルークはなんとか立ち上がる。
「アッシュがどうとかって…仰っていましたよね?アッシュってあのオラクルの?」
ナタリアは不安げに聞いてくる。
「ルーク、そのアッシュは何て言ってた?」
ニッドはルークに近づく。
「さっきの声は確かにアッシュだった。イオンとザオ遺跡にいるって…」
「ザオ遺跡だって!?」
思わず声を上げてしまい、ニッドははっと我に返る。しかし、何故ニッドがそんなに驚いたのか気にする者はいなかった。
「ザオ遺跡ってとこにイオン様が?」
イオンがいるかもしないということでアニスも食いつく。
「ザオ遺跡…二千年前のザオ遺跡のことでしょうか」
そう呟くジェイドをルークが振り返る。
「それはどこにあるんだ?」
「残念ながら知りません。責任者の方が捜して下さると助かりますが…」
ジェイドは意地悪く返してくる。ルークは白い目でジェイドを見返した。
「あんたってほんとに意地が悪いよな」
「いえいえ。悲しいくらい真面目で善良です」
肩をすくめつつ、ジェイドはそう言った。本当に真面目で善良な人間はそう言わないと、ニッドは横で思う。
「大佐!ルークをからかうのはやめてください」
見兼ねたティアが間に入ってくる。
「ルーク、オアシスの人に聞いてみましょう」
ルークとティアは2人で情報収集に向かった。
『ニッド!ニッド!』
ノルンに呼ばれて、首だけ振り返った。
『水のある場所へ行きたい』
「わかった」
ノルンを連れてオアシスの湖へ行く。
「先程はどうしたのですか?」
後ろからジェイドの声がした。
「ザオ遺跡…まだあったんだなって思っただけ」
湖の中心にある譜石を見つめたままニッドは答えた。
ジェイドはニッドの隣に来る。
「何か不安なことでも?」
「え、いや…何でもないよ」
「顔に書いてありますよ」
「えっ!?」
そう言われ思わず顔を触ってしまい、冗談だと気づくのが遅れた。
『嘘つくのが下手なのだから…』
ノルンはため息混じりに呟いた。ニッドは「あーもうっ」と観念してぽつりと話し始める。
「嫌な予感がして…」
上手くは言えないだが、確実にそんな予感はしている。
「六神将の意図もわからない。アッシュは何故ルークに接触して来たのだろうか…」
「それは確かに不可解ですね」
「アッシュはわざわざイオンの場所まで教えて…他の六神将はセフィロトを開けようとして…ジェイドじゃないけど推測するには情報が少なすぎる」
「こればかりは情報を得るために先へ進むしかなさそうです」
「あぁ…」
「おーい、2人とも!ザオ遺跡のおおよその場所がわかったぞ!」
ガイに呼ばれ、湖に未練を残したノルンを担いでジェイドと仲間の元に戻る。
「ここから更に東らしいです、正確な位置まではわからないそうですけど」
ティアが説明してくれた。
「じゃあ、砂漠だし覚悟して行こうか」
ニッドは砂がノルンに入らないように布で巻きながら言った。
一行は灼熱の大地へ足を踏み出した。
.
