エピソード1 タタル渓谷からバチカル
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10話 船の上の再会
再びカイツール港に入り、キムラスカ軍のアルマンダイン伯爵に挨拶し、ルークの頼みで本国に鳩を飛ばしてもらった。船の修理が終わるまで港の休憩施設で休み、朝早くに出発した。
到着まで海を眺めながらニッドはノルンの整備をしていた。甲板から話し声がしたので思わず聞いてしまった。
『ヴァンとルークだな…』
「…うん」
ルークが行ってしまうと、ヴァンはこちらを振り返った。
「これは、死竜殿」
「武器の整備をしていたら、偶然聞こえてしまったんスよ…。ちょっとルークに対して過保護過ぎなんじゃないですか」
「そんなつもりはない、私はルークが心配なだけだ」
歩き出すヴァンにニッドは言った。
「…ルークから自分で考える力を奪わないでやってくださいよ…」
「ルークのことよりご自分の心配をされては?」
「ど、どういう意味だよ…?」
「ユリアの預言を覆す……それが貴方にできるだろうか?」
「何故それを知っ…」
ニッドの叫びは船の汽笛に掻き消されてしまい、ヴァンは甲板から去っていった。
目の前にケセドニアが見えてくる。
ニッドは拳を握りしめてジェイドたちのところへ向かった。
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