迷宮の十字路【完結】
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先斗町にある茶屋「桜屋」にたどり着いた私たちは、中から聞こえる三味線の音に耳を傾ける。
小五郎さんたちのいる部屋からは楽しそうな声が聞こえるけど…
「いやあ、もう小五郎ちゃん、天にも昇りそう!!」
「そのまま昇ってったら?」
蘭ちゃんが腕を組み不機嫌そうな声で小五郎さんに話しかける。
まさか私たちが来るとは思っていなかったみたいで、小五郎さんは持っていたお酒をこぼしそうになっていた。
その場には昼間に山能寺で会った人達がいて、良かったら一緒に…ということでお邪魔させてもらうことに。
「あれ?アンタ宮川町の…」
「へえ!千賀鈴どす!その節はおおきに…」
『平次くん知り合いなの?』
「ああ、ちょっとな…」
なんでだろう…平次くんが千賀鈴さんと知り合いなのを聞いて心がまたもやもやする…
「もうッ!ちょっと目を離すとすぐこれなんだから…」
「蘭さん、お父さんを叱らんといてあげてください!お誘いしたのは私らなんですから…」
「そうや、名探偵に"源氏蛍"の事件、推理してもらお思てな…」
小五郎さんがここにいるのはそういう理由だったんだ…
それから「義経記」の話が始まるが、その話の途中で桜さんが寝不足だから下の部屋で休むといって部屋を出て行った。
「うわあ!川が見える!!桜がきれい…」
「ホンマやねえ…」
「蘭と瑠璃も来てみなよ!」
園子ちゃんに声をかけられて、蘭ちゃんと窓の近くに歩み寄る。
「鴨川の河原からカップルで見るのもよろしおすけど…この建物の下に流れてるみそぎ川挟んでながめる桜はまた格別どす…」
『本当にきれい…』
建物の下を流れるみそぎ川を挟んでみえる夜桜はとても幻想的で美しくてうっとりしてしまう。
蘭ちゃんたちと窓辺に並んでみていると、部屋の中から声がして振り向く。
どうやら小五郎さんが千賀鈴さんの手を取って話しかけているみたい…
そんな小五郎さんをみて蘭ちゃんが腰に手をあて注意している。
「キミら、下のベランダ行って夜桜見物して来たらエエ!今晩は、じきに雲も晴れて、エエ月が出るそうやで!!」
「行こっか!」
「うん!いいね!!」
『コナンくんと平次くんはどうするの?』
「ボクはここにいるよ!」
「オレもや…」
そっかぁ…2人もいたらもっと楽しいって思ったけどしょうがないよね
「何で?あの舞妓さんが気になんの?」
「アホ!!しょーもないこと言うなッ!」
和葉ちゃんの言葉にまたもやもやしてしまう…平次くんと千賀鈴さんは知り合いみたいだけど、どうしてこんなに気になるんだろう?
「瑠璃!ホンマにちゃうからな!誤解すんなよ!」
『えっ?うん、わかった…!』
私のもやもやをかき消すように平次くんの大きな声が響く。
平次くんがすごく必死に否定するものだから、さっきまでのもやもやがどこかにいったみたい。
小五郎さんたちのいる部屋からは楽しそうな声が聞こえるけど…
「いやあ、もう小五郎ちゃん、天にも昇りそう!!」
「そのまま昇ってったら?」
蘭ちゃんが腕を組み不機嫌そうな声で小五郎さんに話しかける。
まさか私たちが来るとは思っていなかったみたいで、小五郎さんは持っていたお酒をこぼしそうになっていた。
その場には昼間に山能寺で会った人達がいて、良かったら一緒に…ということでお邪魔させてもらうことに。
「あれ?アンタ宮川町の…」
「へえ!千賀鈴どす!その節はおおきに…」
『平次くん知り合いなの?』
「ああ、ちょっとな…」
なんでだろう…平次くんが千賀鈴さんと知り合いなのを聞いて心がまたもやもやする…
「もうッ!ちょっと目を離すとすぐこれなんだから…」
「蘭さん、お父さんを叱らんといてあげてください!お誘いしたのは私らなんですから…」
「そうや、名探偵に"源氏蛍"の事件、推理してもらお思てな…」
小五郎さんがここにいるのはそういう理由だったんだ…
それから「義経記」の話が始まるが、その話の途中で桜さんが寝不足だから下の部屋で休むといって部屋を出て行った。
「うわあ!川が見える!!桜がきれい…」
「ホンマやねえ…」
「蘭と瑠璃も来てみなよ!」
園子ちゃんに声をかけられて、蘭ちゃんと窓の近くに歩み寄る。
「鴨川の河原からカップルで見るのもよろしおすけど…この建物の下に流れてるみそぎ川挟んでながめる桜はまた格別どす…」
『本当にきれい…』
建物の下を流れるみそぎ川を挟んでみえる夜桜はとても幻想的で美しくてうっとりしてしまう。
蘭ちゃんたちと窓辺に並んでみていると、部屋の中から声がして振り向く。
どうやら小五郎さんが千賀鈴さんの手を取って話しかけているみたい…
そんな小五郎さんをみて蘭ちゃんが腰に手をあて注意している。
「キミら、下のベランダ行って夜桜見物して来たらエエ!今晩は、じきに雲も晴れて、エエ月が出るそうやで!!」
「行こっか!」
「うん!いいね!!」
『コナンくんと平次くんはどうするの?』
「ボクはここにいるよ!」
「オレもや…」
そっかぁ…2人もいたらもっと楽しいって思ったけどしょうがないよね
「何で?あの舞妓さんが気になんの?」
「アホ!!しょーもないこと言うなッ!」
和葉ちゃんの言葉にまたもやもやしてしまう…平次くんと千賀鈴さんは知り合いみたいだけど、どうしてこんなに気になるんだろう?
「瑠璃!ホンマにちゃうからな!誤解すんなよ!」
『えっ?うん、わかった…!』
私のもやもやをかき消すように平次くんの大きな声が響く。
平次くんがすごく必死に否定するものだから、さっきまでのもやもやがどこかにいったみたい。