迷宮の十字路【完結】
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『どうしよう…このままだと平次くんが…』
何かできることはないかと考えていると、コナンくんが急に走り出した。
『えっ!コナンくん!!』
「瑠璃!そこで待ってろ!」
走りながらも私に声をかけるコナンくん
きっと考えがあるのだろうと思いその場に留まる。
「おーい!!こっちぃ!!」
鐘楼の近くまで走ったコナンくんは手を挙げ弟子たちの気を引こうとする。
その声に反応した弟子たちがコナンくんの方を見た瞬間、ライトのついた腕時計を上に投げた。
弟子たちの放った3本の矢は鐘楼に刺さる。
コナンくんはその矢を伝って、空中でボール射出ベルトから出てきたサッカーボールを西条さんめがけて蹴り上げる。
キック力増強シューズで威力の増したボールは勢いよく西条さんの小太刀を吹き飛ばした。
「うわっ!!」
空中でバランスを崩し落下しそうなコナンくんを見て、慌てて走り出す。
間一髪のところでコナンくんを受け止めることができほっとする。
「行けーっ!服部ぃぃっ!!」
『平次くんっ!!』
私たちの声が聞こえたのか平次くんが口元に笑みを浮かべる。
駆け出した平次くんは西条さんの刀を折り、間髪いれずに刀の峰を西条さんの鳩尾に叩き込む。
意識を失った西条さんは屋根を滑り落ちそうになったが、平次くんが足首を掴んだことで落下を免れた。
「義経になりたかった弁慶か…アンタが弁慶やったら…義経は安宅の関で斬り殺されてんで…」
平次くんが無事でいることにほっとしていると、後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえ振り返る。
「瑠璃ー!大丈夫ー!?」
『大丈夫だよー!!』
蘭ちゃんの呼びかけに手を振って答えると、蘭ちゃんも手を振り返してくれた。
蘭ちゃん、和葉ちゃん、小五郎さん、白鳥警部、それに綾小路警部が部下たちを引き連れて玉龍寺に来てくれたみたい。
コナンくんの作戦が成功したんだ…良かった
逃げようとする弟子たちを倒しながら私の方へと向かってくる蘭ちゃんや和葉ちゃん
「瑠璃ケガしてへんか?!」
「本当に心配したんだからね!!」
『2人とも心配かけてごめんね…私は大丈夫…!』
2人は無事で良かったと微笑みながら私のことを抱きしめてくれた。
『あっ!平次くん…!』
平次くんが屋根から降りてくるのが見え、2人に断りを入れてから駆け寄る。
『平次くん!怪我はない?!』
「おうっ!なんとかな!」
そう言って頭をポンと撫でてくれる平次くん
そのいつもと変わらない姿にほっとする。
「瑠璃が無事で良かったわ」
そう呟く平次くんの姿にどこまで優しいんだろうと胸が温かくなる。
朧月が浮かぶ空…まるで蝶々がその風景に引き寄せられるような幻想的な景色のなか、長かった事件の終わりを私たちは見つめていた。
何かできることはないかと考えていると、コナンくんが急に走り出した。
『えっ!コナンくん!!』
「瑠璃!そこで待ってろ!」
走りながらも私に声をかけるコナンくん
きっと考えがあるのだろうと思いその場に留まる。
「おーい!!こっちぃ!!」
鐘楼の近くまで走ったコナンくんは手を挙げ弟子たちの気を引こうとする。
その声に反応した弟子たちがコナンくんの方を見た瞬間、ライトのついた腕時計を上に投げた。
弟子たちの放った3本の矢は鐘楼に刺さる。
コナンくんはその矢を伝って、空中でボール射出ベルトから出てきたサッカーボールを西条さんめがけて蹴り上げる。
キック力増強シューズで威力の増したボールは勢いよく西条さんの小太刀を吹き飛ばした。
「うわっ!!」
空中でバランスを崩し落下しそうなコナンくんを見て、慌てて走り出す。
間一髪のところでコナンくんを受け止めることができほっとする。
「行けーっ!服部ぃぃっ!!」
『平次くんっ!!』
私たちの声が聞こえたのか平次くんが口元に笑みを浮かべる。
駆け出した平次くんは西条さんの刀を折り、間髪いれずに刀の峰を西条さんの鳩尾に叩き込む。
意識を失った西条さんは屋根を滑り落ちそうになったが、平次くんが足首を掴んだことで落下を免れた。
「義経になりたかった弁慶か…アンタが弁慶やったら…義経は安宅の関で斬り殺されてんで…」
平次くんが無事でいることにほっとしていると、後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえ振り返る。
「瑠璃ー!大丈夫ー!?」
『大丈夫だよー!!』
蘭ちゃんの呼びかけに手を振って答えると、蘭ちゃんも手を振り返してくれた。
蘭ちゃん、和葉ちゃん、小五郎さん、白鳥警部、それに綾小路警部が部下たちを引き連れて玉龍寺に来てくれたみたい。
コナンくんの作戦が成功したんだ…良かった
逃げようとする弟子たちを倒しながら私の方へと向かってくる蘭ちゃんや和葉ちゃん
「瑠璃ケガしてへんか?!」
「本当に心配したんだからね!!」
『2人とも心配かけてごめんね…私は大丈夫…!』
2人は無事で良かったと微笑みながら私のことを抱きしめてくれた。
『あっ!平次くん…!』
平次くんが屋根から降りてくるのが見え、2人に断りを入れてから駆け寄る。
『平次くん!怪我はない?!』
「おうっ!なんとかな!」
そう言って頭をポンと撫でてくれる平次くん
そのいつもと変わらない姿にほっとする。
「瑠璃が無事で良かったわ」
そう呟く平次くんの姿にどこまで優しいんだろうと胸が温かくなる。
朧月が浮かぶ空…まるで蝶々がその風景に引き寄せられるような幻想的な景色のなか、長かった事件の終わりを私たちは見つめていた。