迷宮の十字路【完結】
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「覚悟せい!!でやあぁぁっ!!」
刀を手に持った西条さんが平次くんめがけて走ってくる。
平次くんが咄嗟に箪笥の引き出しを引き抜くと、その中からは刀が飛び出してきた。
間一髪のところで西条さんの刀を平次くんは防いだ。
その時に刀の鞘が粉々に砕け、中から刀が姿を現す。
「この表裏揃うた独特の刃文…妖刀村正やな…」
平次くんは西条さんの刀を弾き、私の手を握りながら刀を構える。
「義経に取り憑かれたバケモン斬るにはちょうどエエ刀やで!!」
「なにぃ!!」
「どけぇ!!」
そう言った平次くんは西条さんの刀を防ぎながら、私の手を引き部屋を飛び出す。
長い廊下を通り過ぎ本堂の正面まで来た時、平次くんが急に歩みを止めた。
『平次くん…?』
「瑠璃エエか!?オレがアイツを引きつける!!そのスキにオマエは逃げぇ!!」
『そんな…嫌だよ!私も一緒に…』
「瑠璃!頼む、オレ言うこと聞いてくれ…」
『平次くん…』
平次くんのあまりに真剣な目にこれ以上何も言えなくなってしまった。
廊下の奥から弟子たちの声が聞こえ、平次くんは大声で叫ぶ。
「はよ行け!!」
『うん!!』
平次くんの目を見て頷いた後、階段を駆け降り門に向かって走る。
平次くんが逃してくれたんだ…絶対逃げ切らないと…!
「オマエたちは娘を捕まえんかいっ!!」
門めがけて走っていると私の顔の横をなにかが通り過ぎた。
何…!?
そう思っていると私を追っていたであろう弟子たちのうめき声が聞こえ、後ろを振り返る。
するとなぜか後ろでは弟子たちが倒れていて…不思議に思って前を見てみると、コナンくんが立っていた。
『コナンくん!!』
「瑠璃!大丈夫か?」
『私は大丈夫だよ!コナンくんも無事で良かった…』
その言葉に笑みを浮かべたコナンくん
本当に無事で良かった…
「瑠璃…服部はどこだ?」
『平次くんは…あそこ!!』
辺りを見渡すとちょうど平次くんが桜の木からお寺の屋根に飛び移って西条さんと対峙していた。
刀を手に持った西条さんが平次くんめがけて走ってくる。
平次くんが咄嗟に箪笥の引き出しを引き抜くと、その中からは刀が飛び出してきた。
間一髪のところで西条さんの刀を平次くんは防いだ。
その時に刀の鞘が粉々に砕け、中から刀が姿を現す。
「この表裏揃うた独特の刃文…妖刀村正やな…」
平次くんは西条さんの刀を弾き、私の手を握りながら刀を構える。
「義経に取り憑かれたバケモン斬るにはちょうどエエ刀やで!!」
「なにぃ!!」
「どけぇ!!」
そう言った平次くんは西条さんの刀を防ぎながら、私の手を引き部屋を飛び出す。
長い廊下を通り過ぎ本堂の正面まで来た時、平次くんが急に歩みを止めた。
『平次くん…?』
「瑠璃エエか!?オレがアイツを引きつける!!そのスキにオマエは逃げぇ!!」
『そんな…嫌だよ!私も一緒に…』
「瑠璃!頼む、オレ言うこと聞いてくれ…」
『平次くん…』
平次くんのあまりに真剣な目にこれ以上何も言えなくなってしまった。
廊下の奥から弟子たちの声が聞こえ、平次くんは大声で叫ぶ。
「はよ行け!!」
『うん!!』
平次くんの目を見て頷いた後、階段を駆け降り門に向かって走る。
平次くんが逃してくれたんだ…絶対逃げ切らないと…!
「オマエたちは娘を捕まえんかいっ!!」
門めがけて走っていると私の顔の横をなにかが通り過ぎた。
何…!?
そう思っていると私を追っていたであろう弟子たちのうめき声が聞こえ、後ろを振り返る。
するとなぜか後ろでは弟子たちが倒れていて…不思議に思って前を見てみると、コナンくんが立っていた。
『コナンくん!!』
「瑠璃!大丈夫か?」
『私は大丈夫だよ!コナンくんも無事で良かった…』
その言葉に笑みを浮かべたコナンくん
本当に無事で良かった…
「瑠璃…服部はどこだ?」
『平次くんは…あそこ!!』
辺りを見渡すとちょうど平次くんが桜の木からお寺の屋根に飛び移って西条さんと対峙していた。