迷宮の十字路【完結】
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そして再び私を新一くんに預けると、平次くんは襲いかかってきた弟子の1人を蹴り飛ばした。
「コラ!工藤!!よォもオレの服パクリよったな!!」
平次くんは新一くんに話しかけながらも、何人もの弟子たちの攻撃を受け倒している。
すごい…さすが平次くんだ…
「それに!!何塗ったんかは知らんけどなあ…オレはここまで色黒ないぞォ!!」
「そうか?」
「まあエエ!ここはオレが引き受ける!!オマエは早よ行け!!ちっさなるまでどっかに隠れとけよ!!元に戻ったら帰って来い!!」
「服部、瑠璃のこと頼んだからな…危険な目に合わすんじゃねーぞ」
「わかっとるわ…死んでも守ったる!」
平次くんがそう言うと新一くんは振り返って私の方をみた。
『新一くん…気をつけてね』
「ああ、必ず戻ってくる」
新一くんは心配するなと言い、私の頭をポンと撫でてくれた。
いつもの笑顔を見せた後、走り出していく新一くんの背中に待ってるからね…と声をかける。
「瑠璃…心配すんなや」
新一くんの背中を見つめていた私に平次くんが声をかける。
真剣な平次くんの眼差しに思わずドキッとしてしまう。
「必ず守ったる!!」
そう言って立ちはだかる弟子たちの刃を受ける平次くん
こういう時、蘭ちゃんや和葉ちゃんなら守られるだけじゃなく一緒に肩を並べられるのに…なにもできない自分が情けない。
平次くんが西条さんの刀を受けた時、パキンと音を立てて刀が折れてしまう。
平次くんめがけて刀を振る弟子の姿を見て、なんとかしなきゃと思い落ちていた石をがむしゃらに投げつける。
『やっ!!』
運良くお面に当たって怯んだ隙に、平次くんに腕を引かれ走り出す。
「瑠璃助かったわ…おおきにな」
『私も平次くんと一緒に肩を並べたかったの!だから少しでも役に立てて良かった…』
そう言うと、平次くんは一瞬私の方を振り返った後、オマエはオレのそばにいるだけでエエんやとボソっと呟いた。
***
蘭side
瑠璃を探しに玉龍寺まで来たけど、なにやらお面を被った人がいっぱいいて騒がしい。
何が起きているの…瑠璃無事でいて…
探せという声がして咄嗟に木の陰から様子を伺う。
やっぱり瑠璃に何かあったんだ…早く行かなきゃと動き出そうとしたとき、突然口を塞がれた。
「しっ!!静かに!!ジッとしてろ!!」
タッタッと近くを通り過ぎる音がした後、後ろを振り返ると月明かりに照らされた私のよく知る幼なじみの顔があった。
「新一?!」
どうしてここに?!聞きたいことは沢山あるけど、今は瑠璃のことを伝えないと…!
「新一大変なの!!瑠璃に何かあったみたいで…」
「心配すんな、蘭。瑠璃のことはオレが守るから」
そう言った新一の顔を見ると汗が滲んでいて、すごく具合が悪そうだった。
ポケットからハンカチを取り出し、新一の額の汗を拭った。
「どうしたの!?汗びっしょりだよ!!」
「それに、何なの?さっきの人たち…」
お面の人たちが通った方を見つめていると、首にチクッとした痛みを感じた後、急に意識が遠のいていった。
「コラ!工藤!!よォもオレの服パクリよったな!!」
平次くんは新一くんに話しかけながらも、何人もの弟子たちの攻撃を受け倒している。
すごい…さすが平次くんだ…
「それに!!何塗ったんかは知らんけどなあ…オレはここまで色黒ないぞォ!!」
「そうか?」
「まあエエ!ここはオレが引き受ける!!オマエは早よ行け!!ちっさなるまでどっかに隠れとけよ!!元に戻ったら帰って来い!!」
「服部、瑠璃のこと頼んだからな…危険な目に合わすんじゃねーぞ」
「わかっとるわ…死んでも守ったる!」
平次くんがそう言うと新一くんは振り返って私の方をみた。
『新一くん…気をつけてね』
「ああ、必ず戻ってくる」
新一くんは心配するなと言い、私の頭をポンと撫でてくれた。
いつもの笑顔を見せた後、走り出していく新一くんの背中に待ってるからね…と声をかける。
「瑠璃…心配すんなや」
新一くんの背中を見つめていた私に平次くんが声をかける。
真剣な平次くんの眼差しに思わずドキッとしてしまう。
「必ず守ったる!!」
そう言って立ちはだかる弟子たちの刃を受ける平次くん
こういう時、蘭ちゃんや和葉ちゃんなら守られるだけじゃなく一緒に肩を並べられるのに…なにもできない自分が情けない。
平次くんが西条さんの刀を受けた時、パキンと音を立てて刀が折れてしまう。
平次くんめがけて刀を振る弟子の姿を見て、なんとかしなきゃと思い落ちていた石をがむしゃらに投げつける。
『やっ!!』
運良くお面に当たって怯んだ隙に、平次くんに腕を引かれ走り出す。
「瑠璃助かったわ…おおきにな」
『私も平次くんと一緒に肩を並べたかったの!だから少しでも役に立てて良かった…』
そう言うと、平次くんは一瞬私の方を振り返った後、オマエはオレのそばにいるだけでエエんやとボソっと呟いた。
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蘭side
瑠璃を探しに玉龍寺まで来たけど、なにやらお面を被った人がいっぱいいて騒がしい。
何が起きているの…瑠璃無事でいて…
探せという声がして咄嗟に木の陰から様子を伺う。
やっぱり瑠璃に何かあったんだ…早く行かなきゃと動き出そうとしたとき、突然口を塞がれた。
「しっ!!静かに!!ジッとしてろ!!」
タッタッと近くを通り過ぎる音がした後、後ろを振り返ると月明かりに照らされた私のよく知る幼なじみの顔があった。
「新一?!」
どうしてここに?!聞きたいことは沢山あるけど、今は瑠璃のことを伝えないと…!
「新一大変なの!!瑠璃に何かあったみたいで…」
「心配すんな、蘭。瑠璃のことはオレが守るから」
そう言った新一の顔を見ると汗が滲んでいて、すごく具合が悪そうだった。
ポケットからハンカチを取り出し、新一の額の汗を拭った。
「どうしたの!?汗びっしょりだよ!!」
「それに、何なの?さっきの人たち…」
お面の人たちが通った方を見つめていると、首にチクッとした痛みを感じた後、急に意識が遠のいていった。