迷宮の十字路【完結】
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「し、新一くん…」
心のなかはぐちゃぐちゃで…どうしてここにいるのとかいっぱい聞きたいことはあるけど、口から出たのは新一くんの名前だけだった。
久しぶりに新一くんの姿で会えて嬉しくて、ずっと会いたかったから思わず涙ぐんでしまう。
新一くんはそんな私の顔をみて、フッとわらって私の目元の涙を拭ってくれた。
「泣くなよ…」
『だって…ずっと会いたかった…』
「おい!2人で何話してるんや!!」
私の手の縄を解いている時、西条さんが新一くんに再び襲いかかってきた。
逃げ道を弟子たちに塞がれ、新一くんは咄嗟に持っていた木刀を西条さんに投げつけ私たちは隙をついて走る。
しかし、再びじりじりと西条さんたちが迫ってくる。
新一くんがさっきから荒い息をしていることがすごく心配で、身体に触れるとかなり熱を持っているようだった。
『新一くん!?身体がすごく熱いよ!大丈夫なの!?』
「どうなってもオマエだけは守ってやるから気にするな…いざとなったらオレが囮になるから逃げてくれ」
『何いってるの!私にとっても新一くんは大切なの!…私だけ逃げるなんてできない!』
「瑠璃…ぐわっ!!」
『し、新一くん!!』
胸を押さえて苦しそうな表情をする新一くん
どうしよう…どうしたらいいの…
このままだと新一くんが…
目の前に般若のお面の人物が近づき新一くんに向かって刀を振り下ろそうとする。
咄嗟に新一くんの前に立ち攻撃が当たらないよう身体を抱きしめる。
私の身体をどけようと力の入らない手で必死に押す新一くん
「瑠璃やめろ!やめてくれ!」
『絶対に新一くんのことは私が守るの!』
身体にくる衝撃を覚悟したけれど、いつまでたっても痛みは訪れない。
不思議に思って見てみると、
「探偵やらしたら天下一品やけど…侍としてはイマイチやな…」
般若のお面の下から現れたのは平次くんだった。
「服部!?」
『平次くん!!』
「それより、瑠璃!いつまで工藤抱きしめとんねん!」
そう言った平次くんにぐっと引き寄せられる。
顔を見上げると平次くんはニッと笑って、
「瑠璃待たせたな!」
『助けに来てくれてありがとう、平次くん!』
…新一くんも平次くんも私にとってのヒーローだ。
心のなかはぐちゃぐちゃで…どうしてここにいるのとかいっぱい聞きたいことはあるけど、口から出たのは新一くんの名前だけだった。
久しぶりに新一くんの姿で会えて嬉しくて、ずっと会いたかったから思わず涙ぐんでしまう。
新一くんはそんな私の顔をみて、フッとわらって私の目元の涙を拭ってくれた。
「泣くなよ…」
『だって…ずっと会いたかった…』
「おい!2人で何話してるんや!!」
私の手の縄を解いている時、西条さんが新一くんに再び襲いかかってきた。
逃げ道を弟子たちに塞がれ、新一くんは咄嗟に持っていた木刀を西条さんに投げつけ私たちは隙をついて走る。
しかし、再びじりじりと西条さんたちが迫ってくる。
新一くんがさっきから荒い息をしていることがすごく心配で、身体に触れるとかなり熱を持っているようだった。
『新一くん!?身体がすごく熱いよ!大丈夫なの!?』
「どうなってもオマエだけは守ってやるから気にするな…いざとなったらオレが囮になるから逃げてくれ」
『何いってるの!私にとっても新一くんは大切なの!…私だけ逃げるなんてできない!』
「瑠璃…ぐわっ!!」
『し、新一くん!!』
胸を押さえて苦しそうな表情をする新一くん
どうしよう…どうしたらいいの…
このままだと新一くんが…
目の前に般若のお面の人物が近づき新一くんに向かって刀を振り下ろそうとする。
咄嗟に新一くんの前に立ち攻撃が当たらないよう身体を抱きしめる。
私の身体をどけようと力の入らない手で必死に押す新一くん
「瑠璃やめろ!やめてくれ!」
『絶対に新一くんのことは私が守るの!』
身体にくる衝撃を覚悟したけれど、いつまでたっても痛みは訪れない。
不思議に思って見てみると、
「探偵やらしたら天下一品やけど…侍としてはイマイチやな…」
般若のお面の下から現れたのは平次くんだった。
「服部!?」
『平次くん!!』
「それより、瑠璃!いつまで工藤抱きしめとんねん!」
そう言った平次くんにぐっと引き寄せられる。
顔を見上げると平次くんはニッと笑って、
「瑠璃待たせたな!」
『助けに来てくれてありがとう、平次くん!』
…新一くんも平次くんも私にとってのヒーローだ。