迷宮の十字路【完結】
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「さあ、もうおしゃべりはおしまいや!!その水晶玉、渡してもらおか!!」
「渡す代わりに、瑠璃を放せ!!」
「エエでェ!!仏像の隠し場所教えてくれたらなァ!!」
「何っ?」
「さあ、仏像はどこや!?」
『きゃっ!!』
そういって私の腕をぐいっと引っ張る西条さん
痛くて思わず声が出てしまう。
「おい!瑠璃に手荒な真似はするな!!…仏像はこの寺ン中にある!!」
「何やと!?」
「灯台下暗しってとこかな…」
「ウソつけ!!この寺はとっくに調べてある!!どこにも…」
「ウソじゃない!!」
西条さんの言葉に被せて平次くんが大声で言う。
その言葉を聞いた西条さんは少し考えた後、私の背中を押した。
急に解放されたことに驚きながらも、平次くんの元に向かって歩き始める。
「瑠璃!!走れ!!」
平次くんの焦る声が聞こえると共に、刀を鞘から抜いた西条さんが私に向かって襲いかかってきた。
平次くんが素早く木刀で刀を受け止めてくれたおかげで私は助かった。
『平次くん…ありがとう』
「ああ…瑠璃行くぞ…」
そう言って平次くんは私の肩を引き寄せ門に向かって走り始める。
しかし、いつのまに現れたのか般若のお面を被った集団が私たちを取り囲んでいた。
「ふっふっふ…オレの可愛い弟子たちや!!…オマエらは手ェ出すな!!」
西条さんが刀で切り掛かってくるのを防ぐため、平次くんは木刀を構える。
しかし、木刀は真っ二つに折れてしまい宙に舞ってしまう。
後退りをした平次くんが私に攻撃が当たらないように後ろに軽く押し、自身から遠ざけた。
『平次くん!!』
攻撃を避ける際に、今まで野球帽によって隠されていた平次くんの表情が松明に照らされる。
え…うそ…どうしてここに…
『やめて!!この人は平次くんじゃない!!』
私が叫んだのと野球帽のつばが飛ばされ、その人物の表情が夜の闇に浮かぶ。
「だ、誰や!?誰なんや!?オマエは!!」
「工藤新一…探偵さ!!」
そう、そこにはここにいるはずのない新一くんが立っていた。
「渡す代わりに、瑠璃を放せ!!」
「エエでェ!!仏像の隠し場所教えてくれたらなァ!!」
「何っ?」
「さあ、仏像はどこや!?」
『きゃっ!!』
そういって私の腕をぐいっと引っ張る西条さん
痛くて思わず声が出てしまう。
「おい!瑠璃に手荒な真似はするな!!…仏像はこの寺ン中にある!!」
「何やと!?」
「灯台下暗しってとこかな…」
「ウソつけ!!この寺はとっくに調べてある!!どこにも…」
「ウソじゃない!!」
西条さんの言葉に被せて平次くんが大声で言う。
その言葉を聞いた西条さんは少し考えた後、私の背中を押した。
急に解放されたことに驚きながらも、平次くんの元に向かって歩き始める。
「瑠璃!!走れ!!」
平次くんの焦る声が聞こえると共に、刀を鞘から抜いた西条さんが私に向かって襲いかかってきた。
平次くんが素早く木刀で刀を受け止めてくれたおかげで私は助かった。
『平次くん…ありがとう』
「ああ…瑠璃行くぞ…」
そう言って平次くんは私の肩を引き寄せ門に向かって走り始める。
しかし、いつのまに現れたのか般若のお面を被った集団が私たちを取り囲んでいた。
「ふっふっふ…オレの可愛い弟子たちや!!…オマエらは手ェ出すな!!」
西条さんが刀で切り掛かってくるのを防ぐため、平次くんは木刀を構える。
しかし、木刀は真っ二つに折れてしまい宙に舞ってしまう。
後退りをした平次くんが私に攻撃が当たらないように後ろに軽く押し、自身から遠ざけた。
『平次くん!!』
攻撃を避ける際に、今まで野球帽によって隠されていた平次くんの表情が松明に照らされる。
え…うそ…どうしてここに…
『やめて!!この人は平次くんじゃない!!』
私が叫んだのと野球帽のつばが飛ばされ、その人物の表情が夜の闇に浮かぶ。
「だ、誰や!?誰なんや!?オマエは!!」
「工藤新一…探偵さ!!」
そう、そこにはここにいるはずのない新一くんが立っていた。