迷宮の十字路【完結】
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『…ん…?』
目を開けても視界は真っ暗で…ここが何処なのかわからない。
どうやら目隠しをされて、両手を後ろで縛られているみたい。
ついさっきまで公園で犯人の証拠を集めていたはずなのに…
たしか、証拠の破片を見つけて平次くんたちの元に戻ろうとしたときに後ろから何か薬の様なものを嗅がされてしまったんだった。
平次くんやコナンくんにあれだけ気をつけてって言われたのに、こんなことになっちゃうなんて…
2人に迷惑をかけてしまったことが悔しくてたまらなくて、唇を噛んで涙をこらえる。
『泣いてちゃダメ…とにかくここが何処か調べないと』
そう言って立ちあがろうとしたとき、障子の開く音がした。
「なんや、起きたんか」
目隠しで顔は見えないけど、おそらく私をさらったであろう一連の犯人が部屋の中に入ってくる。
変に犯人を刺激してしまってはいけないと思い、返答を考えていると、
「ええわ、アンタにはこれから役に立ってもらうさかいに」
そういってなにかゴソゴソと探す犯人
目当ての物が見つかったのか一瞬静寂が訪れたが、すぐに無機質なコール音が響き渡った。
まさか…役に立つって…!
『やめて!』
平次くんへ電話をかけたであろう犯人に声をかけるが無視されてしまう。
どうしよう…平次くんお願い、出ないで…
コール音が途切れ、平次くんの声が聞こえる。
「"オレや、どないした?"」
電話越しに聞こえる平次くんの声が優しくて涙が出そうになる。
「その娘は預かった…1時間後1人で鞍馬山の玉龍寺へ来い!!警察に知らせれば娘の命はない…」
『平次くん!来ちゃダメ!殺されちゃう…!』
精一杯の大きな声で平次くんに伝える。
「"瑠璃!?"」
平次くんの焦った声を最後に電話は犯人によって切られてしまった。
犯人のチッという舌打ちの音と共に、
「アンタ、次余計なことしたらその綺麗な顔に傷つくることになるで」
そう言って犯人は部屋から出て行った。
目を開けても視界は真っ暗で…ここが何処なのかわからない。
どうやら目隠しをされて、両手を後ろで縛られているみたい。
ついさっきまで公園で犯人の証拠を集めていたはずなのに…
たしか、証拠の破片を見つけて平次くんたちの元に戻ろうとしたときに後ろから何か薬の様なものを嗅がされてしまったんだった。
平次くんやコナンくんにあれだけ気をつけてって言われたのに、こんなことになっちゃうなんて…
2人に迷惑をかけてしまったことが悔しくてたまらなくて、唇を噛んで涙をこらえる。
『泣いてちゃダメ…とにかくここが何処か調べないと』
そう言って立ちあがろうとしたとき、障子の開く音がした。
「なんや、起きたんか」
目隠しで顔は見えないけど、おそらく私をさらったであろう一連の犯人が部屋の中に入ってくる。
変に犯人を刺激してしまってはいけないと思い、返答を考えていると、
「ええわ、アンタにはこれから役に立ってもらうさかいに」
そういってなにかゴソゴソと探す犯人
目当ての物が見つかったのか一瞬静寂が訪れたが、すぐに無機質なコール音が響き渡った。
まさか…役に立つって…!
『やめて!』
平次くんへ電話をかけたであろう犯人に声をかけるが無視されてしまう。
どうしよう…平次くんお願い、出ないで…
コール音が途切れ、平次くんの声が聞こえる。
「"オレや、どないした?"」
電話越しに聞こえる平次くんの声が優しくて涙が出そうになる。
「その娘は預かった…1時間後1人で鞍馬山の玉龍寺へ来い!!警察に知らせれば娘の命はない…」
『平次くん!来ちゃダメ!殺されちゃう…!』
精一杯の大きな声で平次くんに伝える。
「"瑠璃!?"」
平次くんの焦った声を最後に電話は犯人によって切られてしまった。
犯人のチッという舌打ちの音と共に、
「アンタ、次余計なことしたらその綺麗な顔に傷つくることになるで」
そう言って犯人は部屋から出て行った。